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「柳 秀三」さんのブログ一覧

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  •  2019年11月01日 09:56  コメント 0 件 1133 コネクタの形状

    パソコン2号を外で使う場合、スマートフォンのテザリングで、インターネット通信をしている。 そうすると当然スマートフォンのバッテリィの減りが早くなる。 その充電のためにUSBケーブルを使ってパソコン2号から電源を取る。 また逆に、スマートフォンで撮った写真をパソコン2号にインポートするためにもUSBケーブルが要る。 USBとは規格の名だが、そのコネクタ(接続端子)はいくつもの種類がある。 俺は、4Gケータイとアンドロイドフォン、2つの携帯電話を持っている。 4Gケータイのコネクタは「USB Micro B(通称マイクロ USB)」だが、アンドロイドフォンは「USB Type C」であり、パソコン側のハブはどちらも「USB Type A」である。 4Gケータイで写真を撮ることもあるので、どちらのコネクタも備えていたほうが便利である。 auで購入した純正の USB ケーブルがこれで、片側が「USB Type A」で、もう一方が「USB Type C」と「USB Micro B(マイクロ USB)」とをスウィッチできるようになっている。 一本で4Gケータイとアンドロイドフォン両方で使える。 俺はパソコン2号、充電アダプタ、このUSB ケーブル、USB メモリ、マウス、マウスパッド、ペンをひとつのインナーケースに入れている。 このケースをバックから出せばすべて事足りるようにしてある。 USB ケーブルも充電アダプタのケーブルも輪にしてケースのポケットにしまっておくのだが、お互いが絡まって、不便である。 片方だけ使うのに、両方出さないといけなかったりする。 丸井錦糸町4階に Serie があり、そこで充電&データ転送用のリール式 USB ケーブルを購入した。 4Gケータイ用の「Micro BーType A」と、アンドロイドフォン用の「Type CーType A」のふたつである。 この100円ショップに望みのものがあり、しめて220円ということに嬉しさを感じる。 充電と転送に使って、どちらも使えた。 インナーケースに格納した、バッチリである。(写真1) ちょっぴり幸せ。( ̄▽ ̄) 柳 秀三

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     柳 秀三 さん
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  •  2019年10月31日 10:17  コメント 1 件 1132 ぎゅうぎゅう電車

    毎週月曜日と木曜日の、午前10時40分から午後1時40分の三時間をパソコン市民講座の受講に充てている。 だいたい、朝7時前後に家を出て8時ごろに錦糸町に着き、教室と同じビルにあるスターバックスコーヒーとコメダ珈琲をハシゴして、教室に入る。 今週の月曜日は伯母の葬儀の翌日で、疲れからか、二度寝して家を出るのが遅くなり、電車も30分遅いのに乗った。 まず、東武アーバンパークラインが、いつもより混んでいた。 イヤーな予感がした。 船橋駅に着き、JR総武線快速に乗り換える。 もう、想像を絶する混み具合だ。 貼付したイラスト画像より、だんぜんひどい。 上半身と下半身が違う方向に持って行かれ、重心が足元に無い。 これは辛い。 体が垂直方向に対して、斜めでいなければならない。 もちろん、どうせぎゅうぎゅうなので他人に寄りかかればいい。 しかし、この時の俺の寄りかかる主な対象が、確認すると、左うしろにいる若い女性になっていた。 彼女は俺と同じで体が斜めっており、しかも座席前なので彼女には寄りかかる対象がいない。 うわうわ、これは可哀そうだ! そんな女性に俺が寄りかかるわけにいかない。 俺は自分で踏ん張れるように、右側の男を強引にグイグイ押して体勢を直した。 次の市川駅で乗客があり、さらに新小岩駅で増える。 錦糸町駅で俺も含めてかなり降客があり、文字通り堰を切ったように人がホームにあふれ出す。 というような状況にもうハマりたくはないので、残念ながら今日も二度寝してしまったのだが、早め早めにわき目もふらず支度を済ませた。 なので、グループ LINE で無言でいたら、「どうした静かだな」「伯母さんの葬式で疲れたの」と言われた。 錦糸町に着いて、昨日請求書の届いた葬儀代金を、銀行の ATM で口座からカードで振り込んだ。 次に伯母の入院代金も振り込もうとしたら、できなかった。 たぶん、一日に振り込めるのが百万までなのだろう。 帰りに別の口座から振り込もう。 葬儀は終わっても、まだまだやらなきゃいけないことはたくさんある。 あー、てーへんだ。 でも、それも、生きているからこそである。 柳 秀三

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  •  2019年10月30日 09:35  コメント 1 件 1131 葬儀について

    今日は亡くなった伯母の老人ホームの部屋に行き、伯母のものの搬出する手段を考える。 そう多くはないが、乗用車に乗る量ではない。 それに、搬出後の荷物の行方が、わが家ではない。 伯母のものを抱える余裕は、わが家には無い。 引っ越しではない。 伯母の自宅を処分するときに依頼した「家財整理専門会社」に相談してみるか。 納骨の後、成り行き上、デカい遺影とデカい白木の位牌をわが家に持ってきた。 位牌はお坊さんが、四十九日前にお寺に持って来れば供養しますよと言ってくれたが、遺影はどうする? 伯母たちの実家のデカい家なら鴨居に祀ればいいが、わが家にそんな場所は無いし、そんなことをするつもりもない。 ま、遺影もお寺さんに頼むか、写真サービスの会社に相談してみよう。 それにしても、四年前の伯父と今回の伯母、続けて葬儀等をやったが、亡くなった後の儀式の煩瑣な事、俺からすれば何と無駄なことよと思わさざるを得ない。 俺は神仏を信じていないので、生き物が死んだら魂などなく、無になると思っている。 だからこそ、生きている間が大切なのだ、尊いのだ。 死んであの世や来世があるなら、なにもあくせくしなくたって良いじゃないか。 ま、宗教論争が目的ではないので、この辺で。 そんな俺だから、お葬式全般をもっと簡素に、なんならお葬式もお墓も要らないと思ってしまう。 なきがらは火葬後、さらにお骨を細かく粉にして、その証明書を火葬場が発行して、その証明書を役所に持って行けば、海への散骨などの許可証が降りる。 そんな風になって欲しい。 ま、極端な話である。 今までどうりの葬儀・お墓を望む人はそうすれば良いし、そこは自由にすればいい。 焼いた後のお骨に何を求めているのだろう。 ずっと家に置いてあげればいいのに、そうはしない。 命日に、故人を偲ぶなら、写真でいいじゃないか。 葬儀もお墓も無ければ、亡くなった親を放っておいて白骨化させるなんていう悲劇も減るはずだ。 死後のことに力を注ぐよりも、生きている間のケアをもっと充実させられる社会になって欲しい。 決して、これまでの風俗習慣を否定するものではないが、もっと・・・ こうではないと、思う。 柳 秀三

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  •  2019年10月29日 10:07  コメント 1 件 1130 把握しておきたい

    スマートフォンで撮った写真を USB ケーブルを介して、パソコン2号にインポートしている。 インポートする際に、どの写真をインポートするのか、スマートフォンにある写真のサムネイルがパソコン2号の画面に表示され、選択してインポートしたい写真にチェックしてインポートする。 ちなみに、この部分は、パソコンの「フォト」というアプリを使って行われているらしい。 その作業を、ブログに写真を貼付するようになってから、ほぼ毎日のように行ってきた。 ところが最近、写真1のようにサムネイルが正常に表示されない事象が続いている。 ここで表示されなければ、選択しようがないではないか。 しかし、サムネイルはおおむね新しい順に並んでいるので、いま撮った写真をインポートしたいのであれば、一番左上のマスにチェックを入れてインポートすれば良い。 インポートしてしまえば、エクスプローラで開いたときには、見られるようになっているのだ。 しかし、昨日、ブログにアップする写真を、やはり、スマートフォンからパソコン2号にインポートしてから、エクスプローラで確認すると、写真2のように大部分がグレーになっているではないか。 もう俺の手には負えない。 メーカーの NEC のサポートに電話して解決方法を教えてもらうつもりである。 こういったときの相談場所として、俺の候補としては、マイクロソフトサポート、メーカーのサポート、パソコン市民講座の電話サポートの三カ所があるが、いろいろな理由で、メーカーのサポートを選んでいる。 マイクロソフトサポートも市民講座の電話サポートも遠隔操作のサービスがあり、その点、メーカーのサポートにもあったかどうか忘れてしまったのだが、遠隔操作で見てもらいたい状況を、スニッピングツールで切り取り保存したのが写真1である。 写真2と併せて見てもらえば、説明も楽だし早い。 ということを考えたので、そのことをこのブログで書いておくと、頭の中も整理できて大変良いかなと思う。 サポートの指示で困った事象が改善されるのは良いことだが、その様子を理解していないと、次回も同じことになる。 自分にできることなら全てを把握しておきたい。 そう思うのである。 柳 秀三

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  •  2019年10月28日 15:08  コメント 0 件 1129 各種価格改定

    ゆうべはいつもより早く寝たのだが、やはり葬儀のせいで疲れているのだろうか、4:00 のアラームを止め、起床したのは 5:15ごろである。 今日はパソコン市民講座の受講日。 出がけに玄関で気づいた。 「ゴールドパスポート、もう無いんじゃなかったけ」 財布の中のゴールドパスポートを確認すると、30回分のマスに、全部日付が記されている。 あ、財布に現金あっただろうか。 俺はいつも30時間分購入しているので、購入するとすると、37500円である。 財布に無ければ、コンビニの ATM で銀行口座から引き出せばいいのだが、月曜日の朝は8時にならないと取引できない。 やばーい、8時過ぎれば引き出せるが、丸井錦糸町ビル内に入ってしまってから、ATM 求めて外に出るのは面倒くさい。 玄関で靴を履いてから財布の中の現金を確認した。 無ければ、ATM である。 財布の中以外に、俺の現金は家の中に無いからである。 おっと、千円札に紛れて、一万円札が数枚あった。 これでゴールドパスポートを購入できる。 よかったよかった。 でも、教室で払う段で、消費増税のせいで金額が38400円になったことを知った。 そういや、「消費税法改定に伴う各種価格改定のお知らせ」というプリントアウトをもらっていたっけ。( ̄ _ ̄)っ しばし、眺むる。 ふぅ~ん・・・。 プレミア会費ってのが、銀行引き落としのやつだっけか。 そうですか・・・。 柳 秀三

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  •  2019年10月27日 20:08  コメント 0 件 1128 いとこたち

    従姉のお土産、かんのやの「ゆべし」 今日は、伯母の葬儀だった。 通夜は、喪主である俺の母と、俺、従兄、従姉、従弟の五人である。 年下の従弟は、父親に似て酒が好きで、泊まって翌日の葬儀にも出席するはずだったが、社会人一年生の娘の引っ越しのために、泊まらず帰らなければならない。 「車じゃなく、電車で来たんだから、飲んでから帰るんだろ?」 「うん」 小さい頃は盆暮れの集まりでは俺の後をくっついてきた従弟である。 社会人の娘がいようと、そのはにかんだ嬉しそうな「うん」に、俺には可愛くて仕方ない。 でも、翌日は娘の引っ越しで、静岡から栃木まで車を運転するのだ、あまり飲ますわけにはいかないので、早めに帰した。 そして、今日の葬儀には、従姉と従妹四人が加わった。 そのうちの一人の従妹に、「太った?」と真顔で言われて、動揺してしまった。 その後も四人の歳下の従妹に、「ネクタイが曲がっている」「シャツが出ている」など、俺はいじられっぱなし。 火葬場に向かうマイクロバスの中でも、笑い声が絶えない。 でも、彼女らの陽気さが俺はとても嬉しい。 やはり、伯母の顔を見れば、彼女らは涙するし、俺は、逆に涙が出ない。 俺にとっては伯母の死より、その最期が可哀そうだったという意識なので、顔を覗き込んでも涙は出ない。 ひっそりと送られるより、賑やかな方が、伯母も嬉しいだろうと思う。 全てが終わり、ホールに戻ってきて、最後のあいさつで、彼女らにそう言って「ありがとう」と言った。 伯母の妹である母も同様で、いとこたちに「おばちゃん、おばちゃん」と言われていると嬉しそうである。 終わったいまは、グッタリ疲れているが、良かったなと思う。 というわけで、もう寝る。 柳 秀三

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  •  2019年10月26日 07:46  コメント 1 件 1127 伯母の通夜

    伯母の葬儀のおかげで、ここ数日、携帯電話に いとこたちからのSMS (ショートメールサービス、ショートメッセージサービス)が良く届く。 メールアドレスの要らない、電話番号でのメールのやり取りである。 むかしは、同一キャリアのみでのやり取りしかできなかったような気もするけれど、いまは違うらしい。 以前から、年下の従弟からはたまにこの SMS で連絡が来ることがあって、電話じゃなくて、ショートメールなのかぁと思っていたら、今回、年上の従兄からも SMS があった。 このふたりは兄弟ではないが、同じく役所勤めなので、同じことするんだなーと変に納得していた。 年上の従兄には、伝える量が多いので、キャリアメールで返事をした。 そのあと、年上の従兄の姉である最年長の従姉から電話があり、同じくその妹の従姉から SMS 届いた。 一生分の SMS をもらった気がする。 その前には他の親子ほども歳の離れてる最年長の従兄から「俺がそっちに行けるようにファクスしろ」と電話があったので、パソコンで図を作り、コンビニからファクスした。 年長さんのいとこは電話とファクス、年少のいとこは SMS 利用。 この違いはなんだかちょっと笑えるなと思った。 問題:さて、登場したいとこは何人でしょう? 今日は、伯母の通夜である。 伯母のおかげで、みんなに会える。 楽しみである。 おばちゃん、楽しんでごめんよ、でもいいよね。 そして、ありがとう。 柳 秀三

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  •  2019年10月25日 17:36  コメント 1 件 1126 伴侶を失う

    伯母は、2015年3月に長年連れ添った夫を亡くしている。 二人の間に子は無く、ずっと二人きりで暮らしてきた。 ひとりになった伯母は、一番近い親戚である我が家に頼ることもなく、夫が亡くなった後のいろいろな整理をしていた。 株とか証券をやっているのを知っていたので、伯父の葬儀を仕切った後は俺もあえて口出しはしなかった。 しかし、同年7月のある夜、伯母は自分で救急車を呼び、入院した。 その日の夕方に伯母本人からの SOS を受けて俺が家に行ったときは大丈夫だと言ったにもかかわらずである。 二週間入院したが、伯母に治療すべき疾患は無いのである。 そうなると、病院は退院を要求してくる。 俺は伯母に訊いた。 「病院を退院して、自宅で一人で生活できる?」 伯母はできないと答えた。 あの家には戻りたくないとも答えた。 伯母の家から直線距離で 100m も離れていないところに、綺麗な老人ホームができていた。 一階のロビーめいたところで、コーヒーを飲んでいる高齢者が見える。 まるで、ホテルみたいだ。 ここが伯母の終の棲家に違いない。 俺はこの老人ホームを訪ない、伯母の入居を決めた。 いきなり違う環境に放り込まれると認知症を発症するかもしれない、ここなら自宅から近いし、よく買い物をしていたコンビニとの中間にある。 元気なって、スタッフに付き添われてコンビニに買い物に行く伯母の姿が目に浮かぶ。 しかし、ここは豪華できれいに違いないが、リハビリ施設がいっさい無いのである。 その点、ケアマネージャーに、他の施設に送り迎えでリハビリを頼むことは可能だろうかと訊いた。 うちで介護保険を使うと他の機関では使えません、と答えをもらった。 いまにして思えば、伯母には金があるので、介護保険を使わずとも、リハビリ施設に通わせればよかった。 伯母は会いに行くたびに、自分で体を動かさなくなっていった。 そして、今年の1月、クリニックに入院となった。 夫を亡くしたときに、伯母は「ウツ」になっていたんだろうと思う。 認知症の夫を亡くし、伯母は楽になったのではなく、唯一無二の伴侶を、生きる力をも失ったのである。 柳 秀三

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  •  2019年10月25日 17:35  コメント 0 件 1125 生を延ばす

    人の死にたかだか一回立ち会ったからと言って、断言できることではないだろうけど、これからは死に方も大事だなと、感じた伯母の死である。 自分の口で飲食できない高齢者に点滴で生を延ばすことが、良いことだろうか、正しいだろうか。 生命力のあるものが、病気やけがで生命が危うい時に一時的に点滴や人工呼吸で生を延ばすことは、もちろんあるべきことだし、必要だと思う。 そこさえ乗り切れば、またもとどおりに、あるいはそれに近いほどにまでに回復すると言うならば、本人にとっても家族にとっても幸せなことである。 しかし、90歳を過ぎて、自力で飲食できない、呼吸できない、その状態で、生を引き延ばす機器を装着して幸せだろうか。 年齢で決めてしまうことではないが、伯母の場合を考えると、飲食を拒んでいる時点で、寝たきりになった時点で、その生を引き延ばすことは、伯母には苦行だったんじゃないだろうかと思う。 腕を上げることもなく、しゃべることもなく、目を開けることもなく、ただ管に繋がり呼吸しているだけ。 老人ホームで居住していた昨年の暮れに、インフルエンザにかかり、ホームドクターの指示により抗生剤を投与され、インフルエンザは治ったものの、食欲がなくなりドクターの勧めで、ドクターとは別のクリニックに入院した。 食事をしなければ死に至る。 その死を避けるためには点滴であり、点滴は医療行為であり老人ホームで寝起きしたままではできない。 なので、クリニックへの入院である。 ここの部分を、俺は電話だけで了承してしまった。 入院しても一向に口からの飲食を受け付けない伯母を見て、俺は良くないことをしたと思った。 入院させるべきではなかった。 人はいつか死ぬ。 管を着けて生を延ばして、生きていると言えるか。 よくよくホームドクターと話をして、老人ホームのスタッフとも話して、生を延ばすのではなく、残り少ない時間を入院ではなく、自分の部屋で送れるように模索するべきだった。 言い訳させてもらえるならば、俺は入院によって飲食がもと通りになるものだと思っていた。 いまにして思えば、老人ホームに入居したころからの伯母を見ていれば、断言はできないが、そんなことは起きないのである。 柳 秀三

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  •  2019年10月24日 23:43  コメント 1 件 1124 嘘をついた

    昨年暮れに、老人ホームに入居している90歳の伯母が、インフルエンザにかかった。 抗生剤の投与でインフルエンザは治ったものの、食欲が落ちてしまい飲食が難しくなった。 ホームドクターの勧めで、そのドクターとは別のクリニックに入院した。 病室で点滴に繋がれ、力なく寝ているだけの伯母。 老人ホームとは違い、暗い陰鬱な感じの病室。 でも、点滴をして、そのうち口からの食事ができれば体力も回復し、退院できて老人ホームに戻れると思っていた。 しかし、ゼリー状の食事さえも受け付けない。 「点滴だけで一年でも二年でも生きられます」 院長はそう言うが、そういうことではない。 ダメだ、入院させておくわけにはいかない。 生きていればいいというものではない、老人ホームに戻そう。 しかし、点滴が必要な伯母は老人ホームに戻れない。 点滴は医療行為である、医療従事者が24時間いないホームでは点滴はできない。 胃ろうを作ってしまえば、そのあとは医療行為ではないので、ホームに戻れるが、90歳の伯母の体にメスを入れるのはどうかと思った。 老人ホームに相談すると「お看取りします」と言っていただいたが、なんだよもう遅いよ、その言葉は入院する前に欲しかった。 入院の勧めがあったとき、俺は電話だけで了承した。 あの時に、俺がホームに行って、いろんな方法があることを提案してもらって、入院はせずにホームで療養することを選んでいたらなと思う。 でも、もう遅い。 退院するには院長の許可がいる。 点滴外したら亡くなるのがわかっているのに、退院を許可するはずがない。 伯母はもうクリニックの病室を出られない。 10月19日夜、クリニックの看護師から電話があり、容態が急変したので来てくださいと言う。 クリニックに行くと、21時50分に亡くなったと院長から言われた。 亡くなったということよりも、なぜ、老人ホームの伯母の部屋で静かに最期を迎えさせてやれなかったかな、との後悔が強い。 「おばちゃん、ここがおばちゃんの終の棲家だよ、いいとこだよね」 ホームに入居するとき、俺が、そう言ったのに。 俺は、伯母に嘘をついてしまった。 柳 秀三

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