「マーボー」さんのブログ一覧
-
2017年01月13日 22:31 コメント 1 件 学校で教えてくれたらいいのに
「Collective Evolution」のライターArjun Waliaさんは、社会に出て本当に役立つことの多くは、学校では教えてくれないと語ります。 かなり欧米的な考えが強い記事ですが、納得できる部分も多いのではないでしょうか? クリエイティビティを活かすための「瞑想」の時間 脳が、約8週間で生まれ変わることを知っていましたか? そして「瞑想」の効果が生まれる期間も、「8週間」だと言われています。8週間瞑想を続けることで、頭脳や知力に影響すると言われる「グレーマター」に変化が起きることは、ハーバード大学の研究家たちにより、初めて科学的に証明されました。さらに、鬱や不安を打ち消す薬を同じ期間飲み続けるのと、同様の効果を生んだのだそうです 感情をコントロールする練習 HeartMath Instituteの研究によると、ポジティブな感情は、免疫システムに働きかけ、病気にかかりにくくなるといった例もあります。反対に、ネガティブな感情で頭がいっぱいだと、心臓が脳に送る信号が神経をカオス状態にしてしまいます。ポジティブに考えるだけで、それほど体に影響が出るというのです。 「自分にどのような仕事が合っているかわからない」自分の興味を模索する時間が、学校では十分に与えられていません。そのため、大学を出たあと、まったく興味のない仕事に就いていた…なんて話もよく聞きます。 臨床心理学者であるケリーM.フラナガン医師はこう言います。 「学校は、子どもたちにとっていい環境とは決して言えません。彼らは幼少期から学校に行き、やるべきことを指図され、言われた通りにこなすスキルを身につけます。『なぜそれをやるべきか』は、ごくまれにしか説明を受けないでしょう。中学、高校、大学、そして社会に出ても、同じことの繰り返し。もちろん、なかには意味のある学びもあるでしょう。でも基本的に彼らが学ぶのは、言われたことに従うこと。そして、周りと同じように行動することです。成長していくなかで、彼らは周りと合わせることを普通とみなし、そのせいで自分たちの直感、そして自分が本当にしたいことを見失ってしまうのです」 今の子どもたちに必要なのは、自分たちにとっての「ベスト」を考え抜くためのポジティブなマインドと、本当に自分がしたいことに従う直感力なのです。
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月13日 22:16 コメント 0 件 ロンドンで突然、洋服を脱いだ女性
「私のような摂食障害や自尊心で苦しんでいる人たちのために立っています。ありのままを受け入れてくれるのなら、身体にハート(♡)を描いてください」 1枚のサインボードに書かれたメッセージ。 無数の人々のおしゃべりが聞こえてくる。それがすべて自分に向いているような、恐怖感が襲ってくる。自由への船出のためとは言え、まったく個人的な理由から、観光客や休日を楽しむ家族に、私の下着姿が不快に思われないか…そればかりを心配していたのかもしれない。 まるで数分が永遠のように感じた。こういった社会実験の場合、数人がさくらとなって、見物人の中に紛れ込むもの。でも、それはテレビの中だけの世界だということを私は知っている。「与えられた身体に感謝し、自分自身を愛し好きになること」それがどんなに大切なことなのかを、小さい頃、父からよく言い聞かされていた。もし、私の身体がハートで満たされたなら、きっとこの世界で多くの人が抱えている同じ悩みをもっと深く理解できるはず。もっと世界は違って見えるはずだ。 突然、左手のペンが私の指先からすっと抜けていくのを感じた。肌をなぞるフェルトペンの感触を、一生忘れることはないだろう。これまでに感じたこともないような、深い愛情が全身に満ちていくのを感じた。ただ、涙が止めどなく溢れて。 誰が最初に描いてくれたのか知る由もない。だけど、本当に感謝してもしきれない気持ち。その人の行動がまるで人々を解き放ったみたいに、次から次に両手のペンが離れては戻り、私の全身は愛で包み込まれていったのだから。 この実験の主人公、彼女の名前はJae Westさん。彼女はこの経験を通して、真に心の闇を抱えている人々の気持ちを、少しでも共有することができたと、自身の体験を記事にしました。 肌の色、顔、考え方、宗教、あらゆる違いを超えて、愛と人間性でつながり合う世の中、それが真の解放と唱えるソーシャルコミュニティ「The Liberators」によって制作されたこの動画。 この実験が終わるまでロンドンの警察官は、ただ黙って、ずっと一部始終を側で見守っていました。そして、彼女が洋服を着たあとで、そっとハグを交わし、Westさんの勇気ある行動を讃えたそうです。 https://www.youtube.com/watch?v=AJFrHwBtfJw
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月13日 21:57 コメント 0 件 12歳の少女が書いた作文
近所に捨てネコがいる。 「キキ」と勝手に名付けてかわいがった。 毎日のように子ネコを見に行って、まるで自分の飼いネコのようにかわいがった。 ある日、突然子ネコの姿が見えなくなった。 学校でこのことを友達に話したら「保健所だろ?それ殺されちゃうよ」といった。 私はむきになって言い返した。「そんなはずない。絶対幸せになってるよ」 走って家に帰ると、急いでパソコンの前に座った。「保健所」で検索するとそこには想像もできないざんこくなことがたくさんのっていた。 動物の処分1匹につき78円。動物の命の価値がたったの78円でしかないように思えて胸が張りさけそうになった。 2012年に当時小学6年生だった谷山千華さんが、「動物の殺処分」について綴った作文『78円の命』を抜粋したもの。 猫の殺処分についての現実を小学生の素直な感性で描いたこの作文は、愛知県豊橋市の話し方大会で最優秀作品に選出。 今では、同市の道徳の授業で扱われているほか、2020年からは愛知県内全域の道徳の授業で使う副教材に掲載されることも決定している模様。 彼女が作文を書いてから3年以上が経ちますが、今でも年間20万匹以上の犬猫が保健所で殺処分されています。 『78円の命』は、動物の命の大切さを改めて考えるきっかけになる内容で、これまでも本作を用いた企画はありましたが、必要な人員や費用面に課題があり実現には至っていなかったのだそう。 東京で活動するクリエイターの発案によりクラウドファンディングを活用し、作文を絵本化するプロジェクトが始動。支援は1,000円から可能です。 プロジェクトメンバーはこうコメントしています。 「僕たちはこの作品を通して、作者の谷山さんだけではなく多くの子供たちに、『命』について考えるきっかけ作りをしたいと思っています。毎年10万匹以上の犬や猫が殺処分をされているという事実を知らない人も、まだまだ多くいると思います。僕たちが目指すのは、まずこの作品を読み、現状を知ってもらうこと。子供のうちから動物の殺処分について知ってもらうことにより、動物の命について考えるきっかけを広げていきたいと思っています』 開始からわずか5日で目標金額である100万円の調達に成功。 12歳の少女の作文が、多くの人の心を動かしています。
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月13日 01:24 コメント 0 件 LA発のムーブメント FREE LIST
ソーシャルメディア全盛のいま、対面型のコミュニケーションの回数や時間は、いったいどれだけ減っただろう。 LAに暮らすベンジャミン・マティス。 彼は「FREE LISTENING(話聞きます)」と走り書きしたサインボードを手に、じっと街頭に立つ。 2012年、ベンジャミンは多忙な日々の中で行き場を失い、暗闇の淵にいた。 行き詰った彼の心を解放したのは、街中で声をかけてきた一人のホームレスだ。 お金を要求された際、素直に応じたり、断るのではなく、代わりにホームレスの言葉に耳を傾け、話し合った。 すると、これまで抱いていた閉塞感が嘘のように消え去り、見ず知らずの相手とのつながりを感じた。 一人ではないことを実感できたという。 誰にだって、人に言えない悩みや不安がある。 しかし、頭を抱えたまま日々を送るのではなく、誰かに聞いてもらうことが、自分を解放し、心を解きほぐすカギになるはず。 そう思って以来、ベンジャミンはサインボートを手に街角に立ち、人々の声に耳を傾けてきた。 「ビックリするくらい、みんな人に言えないことを心に溜め込んでいたんだ。まさか、こんなに多くの人の想いを受け取ることになるとは思ってもみなかったよ」 多くの人に求められていると思ったベンジャミンは、親しい友人に声をかけ、対面型のコミュニティー「Urban Confessional」を設立した。 適切なアドバイスは不要。 ただじっと側で聞いて、受け入れるだけ。 思いやりと寛大な心で、真摯に相手の話に耳を貸す。このSNS全盛の時代に生きる自分たちを“人間らしさを取り戻せる”ような気にさせるのかもしれない、とベンジャミンは言う。 2016年、Urban Confessionalはアメリカだけで20州にひろがった。 さらには、カナダ、イギリス、スペイン、インド、オーストラリア、南アフリカ、そして日本と、世界13カ国にコミュニティーを拡大。 2015年からは毎年「FREE LISTENING DAY」が開催されるほど認知されているようだ。 人と人とが話し、聞く。 そうしてお互いが抱える問題に気づいては、愛情を知り、一人ではないことを実感する。 対話が世の中を、今を、もっとステキな場所に変えるはず。 その信念を掲げながら、今日もボードを手に街頭に立っていることだろう。
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月13日 01:08 コメント 0 件 「天国からの手紙」
米ジョージア州アトランタに住む、6歳の男の子Leland君が2015年9月に永遠の眠りにつきました。 外で遊んでいた彼は突然、バラムチア・マンドリルリス感染によるアメーバ脳炎を患います。 必死の看病もむなしく、発症してわずか2週間でその短い生涯を終えました。 悲しみに暮れるお母さんのAmberさんとお父さんのTimさん。 二人が病院から家に戻ってきたところ、一枚の手紙を見つけました。 「ママ、パパ。どこにいってもずっと一緒だよ。いつもありがとう。またね」 両親はこの手紙を見つけた時に、崩れ落ちるように泣いたとか。 Amberさんは、この手紙を見つけた時の心境をFacebookにも投稿しています。 「息子なしの、家族なんて考えられません。彼は私たちの希望そのものでした。私とTimが葬式の準備をするため家に戻ってきた時に、この手紙を見つけました。いつ書いたのかも分かりませんが、まるで天国からの手紙のようでした…」 この投稿には、その気持ちを察する両親たちからたくさんのコメントが寄せられています。 またクラウドファンディングサイトのGoFoundMeで、かかった治療費や葬式代の寄付を呼びかけたところ、10,000米ドル(120万円)以上を集めています。 子どもが先に旅立つのは、親にとって非常に悲しいこと。Leland君のご冥福を、心よりお祈りします。 Licensed material used with permission by Prayers for Leland
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月11日 23:08 コメント 0 件 WHOが「音楽は1日1時間まで」と警告!
普段耳にしている音が、どれだけ聴覚に影響しているのか。具体的に考えたことはあるでしょうか? WHO(世界保健機関)が行った調査から、恐ろしい結果が発表されています。なんと、12歳~35歳の人々のうち、約4,300万人が「音楽」によって聴力を失っているのだとか。 WHOが発表している「dBあたりの安全な試聴時間」を参考にしてみましょう。音量が大きければ、その分聞ける時間も短くなるようです。 85dB(自動車の車内で聞こえる音):8時間95dB(平均的なバイクの音):47分100dB(自動車のクラクション、地下鉄):15分105dB(MP3プレーヤーの最大音量):4分115dB(ロック・コンサートの大音量):28秒120dB(ブブゼラ、またはサイレン):9秒 コンサートに28秒しかいられない・・・、かなり短い印象。WHOの傷害防止センター責任者であるエティエンス・クリュグ博士はこう語っています。 「戸惑うかも知れませんが、アルコールの消費と同じように、娯楽には多くのリスクが内在しています。完全に絶つことは難しいでしょう。しかし、我々には事実を伝える責任があります」 大きな音を聞く機会が必然的に多くなるナイトクラブやバー、スポーツイベントなどに頻繁に行く人は、より注意が必要だとの指摘。もしも行く場合は、時間を制限するか、耳栓やノイズキャンセリングのヘッドフォンを付けることが推奨されています。 法律での制限も必要? クリュグ博士は、音による影響は個人の責任であると認識すべきと語る一方で、クラブなどにも音を遮断した休憩室や、無料の耳栓の設置、音量に制限を設けるなどなんらかの対応を要請する必要があると見解を示しているようです。 音楽の楽しみ方はある程度、個人の趣味嗜好や感覚に基づくものでもありますが、お祭りやイベントでは大きな音の方が盛り上がるもの。認識のレベルなどもあり、リスク管理は難しい部分も多いのかもしれません。 普段 から、大きな音量で音楽を聴いているという人、少なくないのでは?また、地下鉄の音でさえ15分ほどが推奨されるということを考えてみても、騒音の溢れた都市部で生活している限り、ある程度のダメージは免れなそうな気も・・・。
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月11日 19:23 コメント 1 件 父が息子に宛てた書簡集2
どの土地を旅しても、その土地のことをしっかり把握して帰ってくる人がいる。 たとえば、情勢や、他の土地との力関係、特産物、政治形態、憲法など。 加えて、現地の人々と交遊を深め、土地独自の礼儀作法や人間性に触れてくる人もいる。 旅したことが身につくのは、こういう人たちのことだと思う。 旅をしても、目的地を転々とするだけで、宿のことや、次なる目的地までの距離などばかりに気を取られている人は、実にもったいない。 君も、どこかを観光することが決まったら、ぜひいろいろな情報を仕入れてほしいと思う。 その国の内面的なことなら何でもいい。 土地の歴史や現在の様子について簡単に紹介した小冊子などを読んでみて、わからない点については、内情の詳しい人物に聞いてみよう。 得た知識がどれくらい役立つか、考えてみてほしい。想像以上だと思う。 何にでも首を突っ込んでみることが大切だ。 海外へ行き、その国の言葉を一つも覚えずに帰ってくるのでは、せっかくの旅も水の泡だ。 言葉を覚えるには、その国の人々と仲よくするのがいいだろう。 老紳士は言葉づかいのお手本になるだろうし、若者とは一緒に遊べばいい。 しかし、7日間や10日間滞在しただけでは、自分が楽しむことはおろか、相手と親しくするのも難しいだろう。 何カ月か滞在すると、だんだんと打ちとけ合い、よそ者の感覚がなくなってくる。 これが旅の醍醐味ではないだろうか。 世界中のどこでも、人間の持っている性質は同じなのだ。 分別のある人間は、どこへ行ってもその土地の風習を覚え、それに従おうとする。 君が世界中のどこへ行っても、そうすることは必要だと思う。 そのとき、一番役に立つのは、その場に見合った態度が振る舞える順応力だ。 真剣な人に対してはまじめな顔ができ、陽気な人には明るく振る舞い、くだらない人物にはいい加減に相手をする。 こういった能力を身につけるよう、精一杯努力をしてほしい。 https://www.amazon.co.jp/dp/4837957706/ わが息子よ、君はどう生きるか(単行本) フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月11日 19:19 コメント 0 件 父が息子に宛てた書簡集1
私たちは、幼い頃に両親から教えてもらったことを、どのくらい覚えているでしょうか。 大人になったいま、ふと思い返してみると、何気ない些細なひと言や、口うるさく思えた小言でも、幼い自分に見合った、教科書的な教えだったことに気がつきます。 18世紀のイギリスで、著名な教養人の一人と称され、大使、閣僚としても活躍したフィリップ・チェスターフィールド卿も、一人の男性として、そして、父親として、最愛の息子に向けて人生の心得を説きました。 彼が息子に贈った手紙をまとめた『わが息子よ、君はどう生きるか』は、限りない愛情と人間知に満ちた、父親から息子への書簡集の最高傑作。 人生論の名著として、これまで世界1,100万人もの人々に読み継がれてきました。 今回はその中から、自分の「殻」が固まらないうちにやっておくべきことについてご紹介します。 本を読んでいても、自分の頭で考えることをせず、書いてあることを次々と頭にたたき込んでいくだけの人が多い。 それでは、やみくもに情報が積み上げられていくだけで、頭のなかが、ガラクタ置場のように雑多になってしまうだろう。 読書をするときは、著者名だけで内容を鵜呑みにするのではなく、書かれていることがどのくらい確かなのか、著者の考察がどのくらい正しいのか、自分の頭でしっかり考えることが大切である。 人間は複雑で、矛盾だらけの生き物である。 感情は激しく移ろいやすく、意志はもろく、心は体調に左右される。 つまり、一貫したものはなく、その都度、瞬間的に変わるものなのだ。 たとえば、何人かが集まって発言するとき、思いちがいをしている人もいれば、発言する際に、ニュアンスを誤る者もいる。 人間がとる行為の理由について、どんなに究明しようとしても、憶測の域を出ることは難しいように思う。 また、過去の出来事を引き合いに出し、現在の問題を検討するのはいいが、それは慎重に行わなければならない。 やたら今の問題と似ている事例を引っぱり出してくる人もいるが、物事は一つひとつちがうのだから、個々に論じるべきである。 似ている事例は、あくまで参考程度にとどめておき、それを判断の拠りどころにしてはならない。
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月11日 16:17 コメント 0 件 コーヒー2
アメリカがイギリスから独立するキッカケとなった1773年「ボストン茶会事件」以後、“紅茶を口にすることは非国民の象徴”との見方が蔓延し、アメリカ人は紅茶よりもコーヒーを食卓に運ぶようになりました。 多くの歴史家がアメリカ独立戦争の勃発が、ボストン、フィラデルフィア、およびニューヨークのコーヒーハウスから興ったと推測しています。 カフェインがアメリカ独立の触媒であったいう所論もあるほど。 フランス革命も同様にコーヒーハウスで計画されていたということです。 アメリカを二分した南北戦争は1861年〜1865年まで続き、およそ62万人の命が失われました。 最終的には北部が勝利したこの戦いに、コーヒーが大きく影響していたことを知る人がどれだけいるでしょうか? 長引く戦闘の最中、兵士を鼓舞する目的で両軍とも必死にコーヒー豆の入手に奔走したそうです。 北部軍の方がより多くの入手ルートを確保していたことが、結果的にそれが勝利に結びついたとする学者もいます。 破壊、暴力、絶望の淵で兵士たちに無上の心地よさと温かみを提供したのは、紛れもないコーヒーだったのです。 18世紀半ばから19世紀にかけて起こった、産業構造の変化は社会経済の仕組みをガラリと一変させ、近代化社会の幕開けを告げました。 過酷な労務を絶え抜く労働者たちは、1杯のコーヒーとカフェインがもたらすエネルギーに大きく依存していたようです。 当時、大衆の飲み物として広く普及していたとはいえ、労働者はごくわずかな賃金を手にするなかで、コーヒーは数少ない贅沢であり、楽しみのひとつだったのです。 コーヒーが初めてアメリカ軍の配給となったのは、第一次世界大戦中のこと。 激しい戦闘の合間に兵士たちがコーヒーを愛飲し、精神を安定させていたことは、容易に想像がつきます。 戦後ほどなくして、米国のコーヒーハウスの店舗数は、戦前のおよそ450%増と急拡大しました。 データによれば、第二次大戦中、アメリカ兵一人あたりの年間消費量は約14.7kgという数字があります。 遠い異国の地へ戦いに赴いた彼らだけでなく、国内で戦争を支えてきた国民一人ひとりが、しばし不安から解放される、コーヒーブレイクとして愛されていた様子。 ベトナム戦争の頃には、完全にコーヒーは米軍やアメリカ文化の象徴に。
フェリエ南草津教室マーボー さん -
2017年01月11日 16:10 コメント 0 件 コーヒー1
紀元前800年ごろ、カルディ(Kaldi)という名のエジプトのヤギ使いがいました。 ある日、木から落ちた実をヤギが食べたとたん、突然活動的に。 不思議に思ったカルディは、自らその実を口にしました。 すると、体の底からエネルギーが湧き起こり、眠気が飛び…。 エジプトで発見されたコーヒーは、やがて中東へと伝わっていきす。 イエメン共和国をはじめ中東の国々では、祈りの時間に眠気を覚まし、脳がスッキリする“魔法の飲み物”と、人々に珍重されたそう。 飲めばまるでワインのように体が興奮してくることから、アラビア語でワインを意味する「qahwah(カフワ)」をコーヒーにあてたという話も。 イスラム教の普及とともに、アラビア半島から広がりを見せたコーヒー。 17世紀になってようやく、オランダ人によってヨーロッパにもたらされました。 こうして、コーヒーは世界へと広がり、やがてアメリカ人の元へとやってくるのです。 17世紀前半、まだコーヒーの存在をほとんどのヨーロッパ人が知らずにいました。 社交の場での飲み物といえば、もっぱらビール。 そこに表れたのがコーヒーです。 それまで日中でも酔いがまわっていたであろう人々が、コーヒーに出会ったことによって完全に覚醒。次々とコーヒーを提供するコーヒーハウスが立ち並び、人々はカップを手に自由な発想と議論を交わす社交場を得ることに。 アラビア半島からもたらされた魅惑の豆は、ヨーロッパの人々を刺激し、コミュニケーションを活性化させたようです。 カフェインに誘発された17〜18世紀の会話から、新しいアイデアや発明、科学的発見がもたらされます。 それは音楽界をはじめ芸術全般にも影響を与えることに。
フェリエ南草津教室マーボー さん