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 フェリエ南草津教室  マーボー さん

父が息子に宛てた書簡集1

 2017年01月11日 19:19
私たちは、幼い頃に両親から教えてもらったことを、どのくらい覚えているでしょうか。
大人になったいま、ふと思い返してみると、何気ない些細なひと言や、口うるさく思えた小言でも、幼い自分に見合った、教科書的な教えだったことに気がつきます。

18世紀のイギリスで、著名な教養人の一人と称され、大使、閣僚としても活躍したフィリップ・チェスターフィールド卿も、一人の男性として、そして、父親として、最愛の息子に向けて人生の心得を説きました。

彼が息子に贈った手紙をまとめた『わが息子よ、君はどう生きるか』は、限りない愛情と人間知に満ちた、父親から息子への書簡集の最高傑作。
人生論の名著として、これまで世界1,100万人もの人々に読み継がれてきました。

今回はその中から、自分の「殻」が固まらないうちにやっておくべきことについてご紹介します。

本を読んでいても、自分の頭で考えることをせず、書いてあることを次々と頭にたたき込んでいくだけの人が多い。
それでは、やみくもに情報が積み上げられていくだけで、頭のなかが、ガラクタ置場のように雑多になってしまうだろう。
読書をするときは、著者名だけで内容を鵜呑みにするのではなく、書かれていることがどのくらい確かなのか、著者の考察がどのくらい正しいのか、自分の頭でしっかり考えることが大切である。

人間は複雑で、矛盾だらけの生き物である。
感情は激しく移ろいやすく、意志はもろく、心は体調に左右される。
つまり、一貫したものはなく、その都度、瞬間的に変わるものなのだ。
たとえば、何人かが集まって発言するとき、思いちがいをしている人もいれば、発言する際に、ニュアンスを誤る者もいる。
人間がとる行為の理由について、どんなに究明しようとしても、憶測の域を出ることは難しいように思う。

また、過去の出来事を引き合いに出し、現在の問題を検討するのはいいが、それは慎重に行わなければならない。
やたら今の問題と似ている事例を引っぱり出してくる人もいるが、物事は一つひとつちがうのだから、個々に論じるべきである。
似ている事例は、あくまで参考程度にとどめておき、それを判断の拠りどころにしてはならない。
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