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 フェリエ南草津教室  マーボー さん

父が息子に宛てた書簡集2

 2017年01月11日 19:23
どの土地を旅しても、その土地のことをしっかり把握して帰ってくる人がいる。
たとえば、情勢や、他の土地との力関係、特産物、政治形態、憲法など。
加えて、現地の人々と交遊を深め、土地独自の礼儀作法や人間性に触れてくる人もいる。
旅したことが身につくのは、こういう人たちのことだと思う。
旅をしても、目的地を転々とするだけで、宿のことや、次なる目的地までの距離などばかりに気を取られている人は、実にもったいない。

君も、どこかを観光することが決まったら、ぜひいろいろな情報を仕入れてほしいと思う。
その国の内面的なことなら何でもいい。
土地の歴史や現在の様子について簡単に紹介した小冊子などを読んでみて、わからない点については、内情の詳しい人物に聞いてみよう。
得た知識がどれくらい役立つか、考えてみてほしい。想像以上だと思う。
何にでも首を突っ込んでみることが大切だ。

海外へ行き、その国の言葉を一つも覚えずに帰ってくるのでは、せっかくの旅も水の泡だ。
言葉を覚えるには、その国の人々と仲よくするのがいいだろう。
老紳士は言葉づかいのお手本になるだろうし、若者とは一緒に遊べばいい。

しかし、7日間や10日間滞在しただけでは、自分が楽しむことはおろか、相手と親しくするのも難しいだろう。
何カ月か滞在すると、だんだんと打ちとけ合い、よそ者の感覚がなくなってくる。
これが旅の醍醐味ではないだろうか。
世界中のどこでも、人間の持っている性質は同じなのだ。

分別のある人間は、どこへ行ってもその土地の風習を覚え、それに従おうとする。
君が世界中のどこへ行っても、そうすることは必要だと思う。
そのとき、一番役に立つのは、その場に見合った態度が振る舞える順応力だ。
真剣な人に対してはまじめな顔ができ、陽気な人には明るく振る舞い、くだらない人物にはいい加減に相手をする。
こういった能力を身につけるよう、精一杯努力をしてほしい。

https://www.amazon.co.jp/dp/4837957706/
わが息子よ、君はどう生きるか(単行本)
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
コメント
 1 件
 2017年01月13日 01:06  フェリエ南草津教室  マーボー さん
もりくん さん
コンバンハーヾ(・∀・`o)ノ))

コメントありがとうございます(*´ェ`*)
父親にこう言われたい言葉か~

考えたことなかったです(^_^;)

素敵です(*’ω’*)
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