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 フェリエ南草津教室  マーボー さん

機械による「静かな侵略」

 2017年07月22日 23:53
技術の進化における「機械の自動化」によって、新たな働き口や働き方が見出され、人々の生活も豊かになっていったのです。

ですが、昔の革新のように新たな働き口や働き方ができたかと言えば、むしろ奪っているのではないでしょうか。

たとえば2004年の「ブロックバスター社」は、84,000人の社員がいて約60億ドルの利益を得ましたが、2016年の「Netflix社」は、4,500人の社員で90億ドルの利益を得ています。

つまり自動化の進歩により、社員数が少なくても利益を得られるビジネスモデルが増え、人口が増えているにも関わらず、仕事の数が反比例して減少していると言えます。

この状況が加速すると、当然「無職の人」が増えてしまうことが予測されます。

たとえばアメリカでのデータによると、生産性が40%も上がり、1,000以上もの新事業が増え、4,000万人も人口が増えているにも関わらず、労働時間は1998年から変わっていない、ということも判明。

またこれらは、世界で起こっている一例でしかありません。

すでに、機械による静かな侵略は始まっていると言えます。工場などのライン生産が「自動化」になったのも、そのひとつです。

ですが、機械による「自動化」だけでは、複雑で専門性の高いクリエイティブな作業はできません。でも、それは今の段階での話。進化は止まらないでしょう。

…ということは、私たちが機械に仕事を教えていること自体、ある意味で墓穴を掘っている、とも言えるのかも?

もし多くの人が仕事に就けなくなると、「消費」自体が、ごく一部のお金持ちにしか流れなくなります。

またさらにごく一部の、機械を操る「スーパー富裕層」によって支配されることだってありえるかもしれません。

一方で、「貧困を無くすことに繋がる」という可能性もあります。

要するに、この危機は一時的なもので、本来は将来性のあることなのかもしれない、という意見も。

今後私たちにとって、「機械と情報と、どのように共存していけるのか」という課題も残しているのです。

この問題は学問の垣根を超え、様々な専門家や研究者たちが議論しています。
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