フェリエ南草津教室
マーボー さん
カエルの歴史は2億年前
2017年07月13日 19:56
6600万年前、地球に小惑星が体当たりしてきました。衝突時に放出されたちりが地球をぐるりと覆って太陽光をさえぎり、暗くて寒い気候が10年も続いたそうです。さらに追い打ちをかけるように、隕石の衝撃を受けて世界中の火山が爆発し、大気中に有毒なガスをまき散らしました。この隕石と火山噴火がトドメとなり、恐竜や大型爬虫類は滅んだと考えられています。
哺乳類とともに暗い時代を生き延び、恐竜がいないのをいいことに爆発的な繁栄をとげたスゴイ生物、それがカエルなんだと最新の研究が明らかにしました。
デイヴィッド・ウェイク博士によると、カエルは「サバイバルのプロ」で、ピンチの時には長いあいだ地中にもぐって冬眠していられます。たとえば日本のアマガエルもまったく飲み食いせずに3か月ほど冬眠をするので、春に覚めると体がペッタンコ。それでも、ちゃんと生きています。
米国科学アカデミー紀要に発表された論文によると、現存しているカエル約6775種のうち約88%が、隕石が地球に衝突した後に生き残ったアマガエル上科、ヒメアマガエル科とアカガエル上科の3種類から進化しているそうですから、いかに恐竜亡き後にカエルが爆発的に増えたかを物語っていますね。
ほかにも6600万年前の激動の時代を生き延びたカエルはいるそうなんですが、この3種類のサバイバリストたちがほかのカエルよりもすぐれていた点はその適応力の速さだったのです。隕石のちりが徐々に晴れ、地球上に太陽光がふたたび降りそそぐようになった時、まずその恩恵を受けたのは植物たちでした。種子植物や、花を咲かせる被子植物が地球を緑で埋めつくしはじめると、いままで地表で生活していた古代のカエルたちは生態を著しく変化させ、木を登り始めたそうです。それまで、木の上で暮らすカエルは皆無でしたが、カエルたちが「新しいライフスタイルを試した」ことで、新しい世界への適応力を飛躍的に高めていったのではないかと、ウェイク博士は話しています。
アマガエル上科、ヒメアマガエル科、アカガエル上科の3種類の多くは、やがて木の上で産卵するようになり、オタマジャクシ時代をすっとばして最初からカエルの姿で生まれてくるようになったそうです。現存する6775種のカエルの約半分が、今でもそのような繁殖スタイルを持っているそうです。
哺乳類とともに暗い時代を生き延び、恐竜がいないのをいいことに爆発的な繁栄をとげたスゴイ生物、それがカエルなんだと最新の研究が明らかにしました。
デイヴィッド・ウェイク博士によると、カエルは「サバイバルのプロ」で、ピンチの時には長いあいだ地中にもぐって冬眠していられます。たとえば日本のアマガエルもまったく飲み食いせずに3か月ほど冬眠をするので、春に覚めると体がペッタンコ。それでも、ちゃんと生きています。
米国科学アカデミー紀要に発表された論文によると、現存しているカエル約6775種のうち約88%が、隕石が地球に衝突した後に生き残ったアマガエル上科、ヒメアマガエル科とアカガエル上科の3種類から進化しているそうですから、いかに恐竜亡き後にカエルが爆発的に増えたかを物語っていますね。
ほかにも6600万年前の激動の時代を生き延びたカエルはいるそうなんですが、この3種類のサバイバリストたちがほかのカエルよりもすぐれていた点はその適応力の速さだったのです。隕石のちりが徐々に晴れ、地球上に太陽光がふたたび降りそそぐようになった時、まずその恩恵を受けたのは植物たちでした。種子植物や、花を咲かせる被子植物が地球を緑で埋めつくしはじめると、いままで地表で生活していた古代のカエルたちは生態を著しく変化させ、木を登り始めたそうです。それまで、木の上で暮らすカエルは皆無でしたが、カエルたちが「新しいライフスタイルを試した」ことで、新しい世界への適応力を飛躍的に高めていったのではないかと、ウェイク博士は話しています。
アマガエル上科、ヒメアマガエル科、アカガエル上科の3種類の多くは、やがて木の上で産卵するようになり、オタマジャクシ時代をすっとばして最初からカエルの姿で生まれてくるようになったそうです。現存する6775種のカエルの約半分が、今でもそのような繁殖スタイルを持っているそうです。
コメントがありません。
コメント
0 件