フェリエ南草津教室
マーボー さん
時代とともに進化する“花火”の世界
2017年06月12日 20:51
“一瞬の美”を生み出す花火は、一体どのようにして作られているのでしょうか。
花火ができ上がるまでには、大きく分けると「配合」「星掛け」「玉込め」「玉貼り」の4つの工程があります。それぞれどのような作業なのか見ていきましょう。
1.配合
まずは粉末状の酸化剤や炎色剤、可燃剤を混ぜ合わせる「配合」を行います。この配合比率によって花火の光・音・色といった重要な要素がほぼ決まるので、職人達は細心の注意を払って配合します。
2.星掛け
配合が終わると、発色する火薬、“星”を作る「星掛け」という作業に移ります。花火の命とも言われる“星”を作るためにはかなりの手間が必要。1~2mmくらいの玉状の粒(「芯」と呼ばれています)を用意し、その上から水で溶いた火薬をかけて乾燥させます。
この工程を繰り返し、火薬を幾層も重ね、徐々に玉を大きくしていくのですが、1日にたった1mm程度しか大きくならないのだそうです。大きめの星は直径20mmほどで、完成までには2週間~1ヶ月もの期間を必要とします。
3.玉込め
続いては、「玉込め」という作業をします。
前工程で作った“星”を、玉皮(たまがわ)と呼ばれる半球状の容器に入れていきます。入れる際には、星と、星を飛ばすための割火薬を交互に並べることがポイント。2つの半球状の玉皮を重ね合わせて球状にし、いよいよ私達の知る、”打ち上げ花火の玉”の原型ができ上がります。
4.玉貼り
最後の工程が「玉貼り」です。
球状の玉皮にクラフト紙を何重にも貼り合わせていく作業です。玉をきれいに開くためには、包みが厚すぎても薄すぎてもいけません。絶妙な加減を実現させているのが、熟達の職人の技術と勘です。
このように、職人達の絶え間ない努力によって花火はでき上がり、私達に感動が届けられます。1733年に両国の大川(現在の隅田川)で川開き花火大会が行われた頃には、現在の打ち上げ花火の基本的な技術は確立されていたと言われています。が、言うまでもなく時間とともに技術は進化し、新たな花火の表現が生み出されているのです。
花火ができ上がるまでには、大きく分けると「配合」「星掛け」「玉込め」「玉貼り」の4つの工程があります。それぞれどのような作業なのか見ていきましょう。
1.配合
まずは粉末状の酸化剤や炎色剤、可燃剤を混ぜ合わせる「配合」を行います。この配合比率によって花火の光・音・色といった重要な要素がほぼ決まるので、職人達は細心の注意を払って配合します。
2.星掛け
配合が終わると、発色する火薬、“星”を作る「星掛け」という作業に移ります。花火の命とも言われる“星”を作るためにはかなりの手間が必要。1~2mmくらいの玉状の粒(「芯」と呼ばれています)を用意し、その上から水で溶いた火薬をかけて乾燥させます。
この工程を繰り返し、火薬を幾層も重ね、徐々に玉を大きくしていくのですが、1日にたった1mm程度しか大きくならないのだそうです。大きめの星は直径20mmほどで、完成までには2週間~1ヶ月もの期間を必要とします。
3.玉込め
続いては、「玉込め」という作業をします。
前工程で作った“星”を、玉皮(たまがわ)と呼ばれる半球状の容器に入れていきます。入れる際には、星と、星を飛ばすための割火薬を交互に並べることがポイント。2つの半球状の玉皮を重ね合わせて球状にし、いよいよ私達の知る、”打ち上げ花火の玉”の原型ができ上がります。
4.玉貼り
最後の工程が「玉貼り」です。
球状の玉皮にクラフト紙を何重にも貼り合わせていく作業です。玉をきれいに開くためには、包みが厚すぎても薄すぎてもいけません。絶妙な加減を実現させているのが、熟達の職人の技術と勘です。
このように、職人達の絶え間ない努力によって花火はでき上がり、私達に感動が届けられます。1733年に両国の大川(現在の隅田川)で川開き花火大会が行われた頃には、現在の打ち上げ花火の基本的な技術は確立されていたと言われています。が、言うまでもなく時間とともに技術は進化し、新たな花火の表現が生み出されているのです。
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