パソコン市民講座 プレミア倶楽部
パソコン市民講座 プレミア倶楽部  会員専用「プレミアブログ」
  •  「プレミア倶楽部」会員の一般公開ブログです。
  • 会員の方はログインしてください。
    • 元気です
    • GIVE & TAKE
    • 読後の感想
    • アクセス障害
    • スクワット
    • 「マームラサキ」さん より
    • 「ブラックキャット」さん より
    • 「フェリエ南草津教室」さん より
    • 「フェリエ南草津教室」さん より
    • 「フェリエ南草津教室」さん より

コツコツと更新中

 フェリエ南草津教室  マーボー さん

ラテカセ

 2017年03月22日 19:16
インターネットがまだ無かった1970~80年代。

家庭の娯楽の中心は、「ラジオ」、そして「テレビ」でした。

当初はとても大きなサイズだったこれらの機器も、時代が進むにつれ、小型軽量化が図られるようになってきて、ポータブルで持ち歩く事も不可能ではなくなりました。

そして音声の録音再生が可能な、「テープレコーダー」。

出始めの頃は、「オープンリール」方式で巨大なサイズだった「テープレコーダー」も、「リール」と「テープ」を「カセット」に封入して小型化した規格「カセットテープレコーダー」が大ヒットした為、一般家庭に一気に普及する事となりました。

ある程度、本体の小型化に成功すると、複数の機能を一体化した機器が作られるようになるのは世の流れ。

「テープレコーダー」に「ラジオ」を内蔵した、通称「ラジカセ」が開発されて、これまた爆発的なヒットを飛ばします。

「ラテカセ」…「ラジオ・テレビ・カセットレコーダー・一体型オーディオ」なのです!

「ラテカセ」を知る人が、真っ先に思い浮かぶ機種が、SONYの「ジャッカル(jackal)FX-300」でしょう。

縦型の筐体の正面中央に、3インチのモノクロ・ブラウン管テレビを内蔵。

価格は当時の値段で約6万円。今の物価だとだいたい倍くらいの感覚になるそうです。しかし、旅行や行楽、アウトドアなど、どこへでも持っていけるという事で、これまた大ヒットしたようです。

ちなみに当時子どもだった人たちは、「勉強の為にラジオを聞いて、内蔵のテレビで教育テレビ(現:Eテレ)を見て、テープは英語の発音の練習に使うんだ!」と強引に言い張って親に買ってもらったはいいけれど、実際には深夜ラジオやオトナ向けTV番組をこっそり枕元で楽しんでいただけ、みたいな人も多かったみたいですね。

しかし、ブラウン管テレビから液晶テレビ、アナログ放送からデジタル放送、カセットテープからデジタルオーディオプレーヤー、そしてクラウド・オンデマンド音楽サービスへと移行するにあたり、「ラテカセ」の系譜は完全に断たれてしまいました…と思ったら、いまや携帯電話にこれらの機能が全て内蔵されて「スマートフォン」となり、ポケットに入るサイズになってしまったのですから凄いですねー。
コメント
 0 件
コメントがありません。
利用規約 プライバシーポリシー 運営会社情報 © 2010 - 2025 パソコン市民講座