フェリエ南草津教室
マーボー さん
日本のお札を作っているのは?
2015年07月20日 17:11
日本でお札(紙幣)を発行しているのは「日本銀行」ですが、お札を印刷する機関は日銀とは別にあります。それが「独立行政法人 国立印刷局」です。前身は明治4年(1871年)に当時の大蔵省に設置された「紙幣司」。何度かの組織の見直しを経て、2003年に現在の名称となりました。
お札ができた明治時代の初めといえば、政治の中心が「江戸幕府」から「明治政府」へと代わったばかりの頃です。この頃は政府もまだ人々から信頼されず、印刷の技術も十分でなかったため、紙幣は人気が出ず、普及させるのに大変苦労したようです。
しかし、今では日本の紙幣の印刷技術は世界でもトップクラスと言われています。
みなさんも、お札に「すかし」というものがあるのを知っていますね。お札の真ん中あたりを光にかざすと、福沢諭吉や野口英世の肖像などが浮かび上がるものです。これは“ニセ札”を作られてしまうのを防ぐ技術として有名ですが、ほかにもたくさんの偽造防止の技術があります。
お札の印刷技術は、偽造防止のため発展してきました。
お札を偽造することは刑法で「通貨偽造の罪」といい、「無期又は3年以上の懲役」という刑罰が科されることになっており、大変重大な犯罪です(第148条)。
それにしても、そもそもなぜニセ札を作ってはいけないのでしょうか?
ニセ札が出回ると、その国の信用が失われ、お金を仲立ちとして成り立っている経済活動を揺るがしてしまう恐れがあるからです。もし仮に、ニセ札が日本中に大量に出回ってしまったら、私たちは買い物をしてお店にお金を払うとき、お釣りをもらうとき、いちいちそのお札が本物かどうか鑑定しなくてはならないでしょう。物々交換の時代に逆戻りしなくてはならなくなります。
重い刑罰が科されるのもそのためです。遊びのつもりで、お札をカラーコピーなどするだけでも「犯罪」と見なされてしまう場合もあるので、みなさんも注意してくださいね。
また自分が作ったのでなくても、誰かから受け取ってしまったニセ札を使うだけでも犯罪だとされます。ニセ札を見つけたら必ず日本銀行や警察に届けましょう。ただしニセ札を届け出ても、残念ながら本物のお金とは交換してくれません(警察に届け出た場合、ニセ札捜査に協力してくれたということで謝礼が払われる制度はあります)。
お札ができた明治時代の初めといえば、政治の中心が「江戸幕府」から「明治政府」へと代わったばかりの頃です。この頃は政府もまだ人々から信頼されず、印刷の技術も十分でなかったため、紙幣は人気が出ず、普及させるのに大変苦労したようです。
しかし、今では日本の紙幣の印刷技術は世界でもトップクラスと言われています。
みなさんも、お札に「すかし」というものがあるのを知っていますね。お札の真ん中あたりを光にかざすと、福沢諭吉や野口英世の肖像などが浮かび上がるものです。これは“ニセ札”を作られてしまうのを防ぐ技術として有名ですが、ほかにもたくさんの偽造防止の技術があります。
お札の印刷技術は、偽造防止のため発展してきました。
お札を偽造することは刑法で「通貨偽造の罪」といい、「無期又は3年以上の懲役」という刑罰が科されることになっており、大変重大な犯罪です(第148条)。
それにしても、そもそもなぜニセ札を作ってはいけないのでしょうか?
ニセ札が出回ると、その国の信用が失われ、お金を仲立ちとして成り立っている経済活動を揺るがしてしまう恐れがあるからです。もし仮に、ニセ札が日本中に大量に出回ってしまったら、私たちは買い物をしてお店にお金を払うとき、お釣りをもらうとき、いちいちそのお札が本物かどうか鑑定しなくてはならないでしょう。物々交換の時代に逆戻りしなくてはならなくなります。
重い刑罰が科されるのもそのためです。遊びのつもりで、お札をカラーコピーなどするだけでも「犯罪」と見なされてしまう場合もあるので、みなさんも注意してくださいね。
また自分が作ったのでなくても、誰かから受け取ってしまったニセ札を使うだけでも犯罪だとされます。ニセ札を見つけたら必ず日本銀行や警察に届けましょう。ただしニセ札を届け出ても、残念ながら本物のお金とは交換してくれません(警察に届け出た場合、ニセ札捜査に協力してくれたということで謝礼が払われる制度はあります)。
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