錦糸町マルイ教室
柳 秀三 さん
3014 ごまをする話
2023年02月23日 18:20

「3013 悔しくて、涙」のつづき。
「(昇降運動が)一回目29回出来た。二回目は30回出来た」
母親が、シニアフィットネスから帰ってくるなり、そう言ってニンマリした。
そもそも、ここ2~3日、脚が “重ったるい” と言っていて、それがあるので、今日の通所を休もうとしたのである。
そして、それに加えて先週のIさんからの “あんた” 呼ばわりがあって、ヒートアップして通所そのものをやめると言い出した。
昭和一桁生まれなので、自分の弱さ(ままならない体)のせいで通所を休むことは、到底できない。
でも、Iさん憎しで「やめる!」と俺に言うことは、できる。
“あんた” 呼ばわりされてストレスが溜まり、それが要因のひとつで、脚が “重ったるい” 状態になったと、俺には思える。
気が塞ぐことで体の調子が悪くなることが、母親には多いからだ。
だからこそ、シニアフィットネスで、俺以外の人と触れ合うことが大切と思う。
しかし、今回は原因がそのシニアフィットネスで起きたことなので、面倒くさい。
でもなんとか気持ちを切り替えて行ってきて、冒頭のひとことなのである。
「最初なんにもしゃべらなかったの、知らん顔していたの」
むろんそれは、“あんた” 呼ばわりしたIさんに対してのことである。
「そしたら、向こうから話しかけてきたの」
「あー、ごまをすってきたんだね?」
「そうそう♪」
「じゃあ、“あんた” 呼ばわりしたことを気にしてるんだね?」
「そうなの♪」
めちゃんこ嬉しそうである。
心なしか足取りも軽い。
「昇降運動が、29回、30回できたのは、家で毎日やってるからだね」
俺もごまをすってみる。
「そうそう、Iさんにもそう言われた」
ご機嫌である。
もう、行く前と帰ってきてから、別人。
とりあえず、一件落着。
ああ、大変。
柳 秀三
「(昇降運動が)一回目29回出来た。二回目は30回出来た」
母親が、シニアフィットネスから帰ってくるなり、そう言ってニンマリした。
そもそも、ここ2~3日、脚が “重ったるい” と言っていて、それがあるので、今日の通所を休もうとしたのである。
そして、それに加えて先週のIさんからの “あんた” 呼ばわりがあって、ヒートアップして通所そのものをやめると言い出した。
昭和一桁生まれなので、自分の弱さ(ままならない体)のせいで通所を休むことは、到底できない。
でも、Iさん憎しで「やめる!」と俺に言うことは、できる。
“あんた” 呼ばわりされてストレスが溜まり、それが要因のひとつで、脚が “重ったるい” 状態になったと、俺には思える。
気が塞ぐことで体の調子が悪くなることが、母親には多いからだ。
だからこそ、シニアフィットネスで、俺以外の人と触れ合うことが大切と思う。
しかし、今回は原因がそのシニアフィットネスで起きたことなので、面倒くさい。
でもなんとか気持ちを切り替えて行ってきて、冒頭のひとことなのである。
「最初なんにもしゃべらなかったの、知らん顔していたの」
むろんそれは、“あんた” 呼ばわりしたIさんに対してのことである。
「そしたら、向こうから話しかけてきたの」
「あー、ごまをすってきたんだね?」
「そうそう♪」
「じゃあ、“あんた” 呼ばわりしたことを気にしてるんだね?」
「そうなの♪」
めちゃんこ嬉しそうである。
心なしか足取りも軽い。
「昇降運動が、29回、30回できたのは、家で毎日やってるからだね」
俺もごまをすってみる。
「そうそう、Iさんにもそう言われた」
ご機嫌である。
もう、行く前と帰ってきてから、別人。
とりあえず、一件落着。
ああ、大変。
柳 秀三
コスモスさん
たぶん、みんな同じ失敗をしていると思います。
あー、あの時あんなに強く言うんじゃなかった、もっと優しく言えたじゃん。
そんなことは、毎日です。
オーバーじゃなく、ほぼ毎日、なにかしら口げんかしてます。
そして、たぶん、母親も同じく思っていると思います。
あんなに怒らなくてもよかったなー、と。
それが、身にしみるから、今度は優しくしようと思うんじゃないんでしょうか。
みんな、その連続ですよ。
ああ、これで良いなんてことは、永久に訪れないと思います。
そして、亡くなってから、「ごめんね」って泣くんです、たぶん。
最後まで、後悔することばかりです。
柳 秀三
たぶん、みんな同じ失敗をしていると思います。
あー、あの時あんなに強く言うんじゃなかった、もっと優しく言えたじゃん。
そんなことは、毎日です。
オーバーじゃなく、ほぼ毎日、なにかしら口げんかしてます。
そして、たぶん、母親も同じく思っていると思います。
あんなに怒らなくてもよかったなー、と。
それが、身にしみるから、今度は優しくしようと思うんじゃないんでしょうか。
みんな、その連続ですよ。
ああ、これで良いなんてことは、永久に訪れないと思います。
そして、亡くなってから、「ごめんね」って泣くんです、たぶん。
最後まで、後悔することばかりです。
柳 秀三
自分が歳をとってきて、全てのことに対して衰えを実感するようになると
人の優しさが身に染みるのです。
だけど、何となくプライドを傷つけられるようなことを言われると
凄く落ち込みます。
(息子に家に入った時に玄関の鍵をかけてなかったなんて言われたりすると)
自分も老人ですが、老人会のお世話をしています。
だから言動には注意しなくていけないと、つくづく思いました。
人の優しさが身に染みるのです。
だけど、何となくプライドを傷つけられるようなことを言われると
凄く落ち込みます。
(息子に家に入った時に玄関の鍵をかけてなかったなんて言われたりすると)
自分も老人ですが、老人会のお世話をしています。
だから言動には注意しなくていけないと、つくづく思いました。
柳 秀三さん こんばんは。
一連のお話をお聞きして、いろんなことが思い出されました。
そして懺悔の気持ちでいっぱいです。
私は老いた母(19年前)に死亡に対して柳さんのように優しく接したことは
なかったような気がします。
例えば先の亡くなった父親の法要をするに当たって相談してくるのにも、
お母ちゃんがいいと思う日に決めたら、みんな(私たち子供) それに合わすから
なんてヘッチャラで言ってました。
自分がその頃の母の年代になった今、母の気持ちがやっと理解できます。
主人は2歳年上で存命(病気中)ですが、似たような問題に主人よりも
息子に話すようになったから…
続きます。
一連のお話をお聞きして、いろんなことが思い出されました。
そして懺悔の気持ちでいっぱいです。
私は老いた母(19年前)に死亡に対して柳さんのように優しく接したことは
なかったような気がします。
例えば先の亡くなった父親の法要をするに当たって相談してくるのにも、
お母ちゃんがいいと思う日に決めたら、みんな(私たち子供) それに合わすから
なんてヘッチャラで言ってました。
自分がその頃の母の年代になった今、母の気持ちがやっと理解できます。
主人は2歳年上で存命(病気中)ですが、似たような問題に主人よりも
息子に話すようになったから…
続きます。
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