錦糸町マルイ教室
柳 秀三 さん
2040 悔しい気持ち
2021年05月01日 18:13

今朝、福島県郡山市の従兄から電話があった。
「おととい、おふくろが亡くなりました」
郡山は、俺の母親の実家であり、亡くなったのは、その実家を継いだ兄(惣領)の奥さん、母からすれば義姉である。
ちょっと拗ねだした十代後半以前は毎年盆暮れ正月に帰省していたし、おふくろの兄妹(きょうだい)は仲が良くて、毎年兄妹会と称して一泊二日の旅行にも行っていた。
そんな兄妹たちももうみんな亡くなって、残っているのは俺のおふくろと郡山の兄夫婦だけであった。
その「いなかのおばちゃん」が亡くなった。
連絡をくれたのがその息子、俺より5つ上の従兄である。
近いうちにそうなるだろうという予感はあった。
伯父は脳梗塞の後遺症があり、伯母は脚が悪く、ふらり暮らしで、あまり動かない日常生活を送っているみたいだったからである。
とはいえ、それは俺にはどうしようもない。
ただ、昨年以降は、もしどちらかが亡くなっても、お葬式には行けない、行かないと決めていた。
むろん、コロナウイルスの感染リスクを考えてのことである。
お通夜・お葬式と出席すれば、集団で話し飲み食いすることになる。
どんなふうに感染対策を取っているのか事前にわからない。
お通夜だけ、お葬式だけと言っても、いろんな場面で自由が利かない、人が多いからといって途中で帰ることはできない。
感染の意識は人・地域でまったく違うと思う。
千葉県から福島県に行くと、感染者が多い首都圏から来たということになる。
感染リスクだけでなく、トラブルも避けたい。
栃木に住む3個下の従弟に連絡を取ると、「車で行って、静かに送ってきます。埼玉に住む妹は欠席させます」と言う。
そのあと思いついた。
3日お通夜、4日お葬式なので、俺とおふくろのご霊前とおふくろ名義の供花代を、栃木の従弟に託そう。
そうすれば従弟の顔だけは見られる。
明日、車で行って、栃木のどこかで落ち合い、食事もしないで従弟の顔を見て渡して、帰って来よう。
いま、その3個下の従弟のLINE返事待ち。
と書きながら、悔しいけど、やっぱりやめた。
いま、従弟に送信した。
「ごめん、前言、取り消す。やっぱ俺の移動、良くないわ」
柳 秀三
「おととい、おふくろが亡くなりました」
郡山は、俺の母親の実家であり、亡くなったのは、その実家を継いだ兄(惣領)の奥さん、母からすれば義姉である。
ちょっと拗ねだした十代後半以前は毎年盆暮れ正月に帰省していたし、おふくろの兄妹(きょうだい)は仲が良くて、毎年兄妹会と称して一泊二日の旅行にも行っていた。
そんな兄妹たちももうみんな亡くなって、残っているのは俺のおふくろと郡山の兄夫婦だけであった。
その「いなかのおばちゃん」が亡くなった。
連絡をくれたのがその息子、俺より5つ上の従兄である。
近いうちにそうなるだろうという予感はあった。
伯父は脳梗塞の後遺症があり、伯母は脚が悪く、ふらり暮らしで、あまり動かない日常生活を送っているみたいだったからである。
とはいえ、それは俺にはどうしようもない。
ただ、昨年以降は、もしどちらかが亡くなっても、お葬式には行けない、行かないと決めていた。
むろん、コロナウイルスの感染リスクを考えてのことである。
お通夜・お葬式と出席すれば、集団で話し飲み食いすることになる。
どんなふうに感染対策を取っているのか事前にわからない。
お通夜だけ、お葬式だけと言っても、いろんな場面で自由が利かない、人が多いからといって途中で帰ることはできない。
感染の意識は人・地域でまったく違うと思う。
千葉県から福島県に行くと、感染者が多い首都圏から来たということになる。
感染リスクだけでなく、トラブルも避けたい。
栃木に住む3個下の従弟に連絡を取ると、「車で行って、静かに送ってきます。埼玉に住む妹は欠席させます」と言う。
そのあと思いついた。
3日お通夜、4日お葬式なので、俺とおふくろのご霊前とおふくろ名義の供花代を、栃木の従弟に託そう。
そうすれば従弟の顔だけは見られる。
明日、車で行って、栃木のどこかで落ち合い、食事もしないで従弟の顔を見て渡して、帰って来よう。
いま、その3個下の従弟のLINE返事待ち。
と書きながら、悔しいけど、やっぱりやめた。
いま、従弟に送信した。
「ごめん、前言、取り消す。やっぱ俺の移動、良くないわ」
柳 秀三
すみれさん
覚えていますよ、娘さんの旦那さんのお父さんですよね。
さきほど、郡山の従兄に電話しました。
おふくろ名義の供花をお願いしてあったので、その金額を教えてもらいたいのと、その供花代とご霊前を、連休明けに郵便書留で送りますと話しました。
そして、「かえって失礼かもしれないけど、お返しは遠慮します」と伝えました。
事前に伝えておけば、お返しの個数も減らせるかもしれませんしね。
母親を亡くしたばかりの従兄に、お金の話や事務的な話をするのは非常につらいし申し訳ないですけど、故人よりも、その従兄のために少しでもやることを減らしてあげたいと思いました。
柳 秀三
覚えていますよ、娘さんの旦那さんのお父さんですよね。
さきほど、郡山の従兄に電話しました。
おふくろ名義の供花をお願いしてあったので、その金額を教えてもらいたいのと、その供花代とご霊前を、連休明けに郵便書留で送りますと話しました。
そして、「かえって失礼かもしれないけど、お返しは遠慮します」と伝えました。
事前に伝えておけば、お返しの個数も減らせるかもしれませんしね。
母親を亡くしたばかりの従兄に、お金の話や事務的な話をするのは非常につらいし申し訳ないですけど、故人よりも、その従兄のために少しでもやることを減らしてあげたいと思いました。
柳 秀三
記録
従弟からLINEが返ってきた。
「いろいろ考えて、告別式だけ行くことにしました」
俺は返した。
「うん、いまはひとりひとりが真剣に考えないとね」
柳 秀三
従弟からLINEが返ってきた。
「いろいろ考えて、告別式だけ行くことにしました」
俺は返した。
「うん、いまはひとりひとりが真剣に考えないとね」
柳 秀三
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