パソコン市民講座 プレミア倶楽部
パソコン市民講座 プレミア倶楽部  会員専用「プレミアブログ」
  •  「プレミア倶楽部」会員の一般公開ブログです。
  • 会員の方はログインしてください。
    • 3506 カキっ放し!!
    • 3505 note(ノート)⑦
    • 3504 表示されない
    • 3503 note(ノート)⑥
    • 3502 へぇ~、そう
    • 「あけちゃん」さん より
    • 「あけちゃん」さん より
    • 「あけちゃん」さん より
    • 「あけちゃん」さん より
    • 「あけちゃん」さん より

カキっ放し!!

 錦糸町マルイ教室  柳 秀三 さん

1841 正常性バイアス②

 2020年12月22日 22:44
この記事は、12月22日に「非公開」でアップロードして、いま、記事内容をそのままに、「公開」でアップロードするものである。

◆◆◆◆◆◆◆◆

俺のおふくろの母親である「ばーちゃん」がすい臓がんで亡くなったのは、俺が生まれる何年も前のことだった。

「ばーちゃん」の誕生記念日と、俺の誕生記念日が一緒だったから、俺は「ばーちゃん」の生まれ変わりだと言われた。

おふくろは「ばーちゃん」が大好きだった。

俺の父親は、俺が3歳のときに腎臓を悪くして亡くなった。

だから、わが家の仏壇には「ばーちゃん」と父親の位牌と写真とがあった。

その写真を見ると「ばーちゃん」は、確かに、婆ちゃんの顔をしていた。

福島県郡山のおふくろの実家の庭先で撮った白黒写真は、みごとに田舎の婆ちゃんを映していた。

しかし、「ばーちゃん」が亡くなったのは62歳のときである。

ということは写真の婆ちゃんは少なくとも62歳以下ということになる。

いまだったら、写真の「ばーちゃん」はとても62歳以下とは思えないだろう。

いまの62歳は婆ちゃんではない。

たとえ、子や孫が「ばーちゃん」と呼ぶことはあっても、婆ちゃんではない。

わざわざそんな例を持ち出さずとも、日本人の寿命が延び、実年齢と比較して高齢者の見かけが若くなっているのは実感できる。

医療が進み人々は長生きになったが、簡単に死ねなくなった。

人の寿命が様々であるように、個々の「身体の寿命」と「脳神経の寿命」も違う。

昔であれば、その違いは問題にならなかった。

いまと比べて医療が貧弱だったから、どうせ死んじゃうから・・・。

いまもし、身体より先に、脳神経が先に老いてしまったら・・・。



その先は言うまい。



俺はいま、そんな心配を、ずっとしている。

むろん、俺自身のことではない・・・。

その先は、怖くて言えない。



このおこもりさんを続けていくにあたって、とても心配である。

刺激のない毎日、運動しない日々に不安を感じる。

ダラダラと続く今の状況に、怒りを感じる。

先を見通そうと努力しない、不安なものを直視しない、日本。

1年後に、日常があると思うなよ、日本人。

柳 秀三
コメント
 0 件
コメントがありません。
利用規約 プライバシーポリシー 運営会社情報 © 2010 - 2025 パソコン市民講座