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”旅をするなら、鉄道がいい(^^♪”

 メッツ大曽根教室  鉄道の旅人 さん

明知鉄道では坂に建つ駅が二つあるのです。

 2020年02月25日 21:56
鉄道車両は基本的に坂を上ったり下りたりするのは苦手であります。列車の車輪と線路とは直径1㎝ほどの面積が面積が接しているだけなので摩擦力が小さいためです。
なのでなるべく平らなところに線路を敷くようにしています。
特に駅は必ず平らな所に設置されますね、山の中では平らな土地が無いとスイッチバック方式の駅にして平らな所に駅を作るものです。

鉄道の坂を勾配といい、その単位を‰(パーミル)と言っています。
これは1000m進むと何m上がるかという単位です。例えば5‰でしたら1000m進むごとに5m上がるということになります。
この5‰が駅を設置しても良いとする基準の勾配で、それ以上数値の大きい場所は原則設置することができません。
ところが明知鉄道では、その基準値の6倍の30‰の場所に設置された駅があります。それも2つあるのです(・_・)

一つ目は恵那から数えて3つ目の駅「飯沼(いいぬま)」です。
33‰のところにありまして、開業は1991年(平成3)です。
二つ目が終点明智駅の一つ手前の駅「野志(のし)」です。
30‰のところにありまして、1994年(平成6)に開業しました。
どちらも地元の要望でできた駅でございます(=゚ω゚)ノ

この二つの駅は基準値をこえた場所なので、当時の運輸省による安全確認テストが何度も行われた上で特別に認可されたのであります。
どちらの駅にも行ってみました。まわりは何も無い長閑なところでございます。実際にはきつい坂にある感じはないのですが、斜めのところに駅があることは分かります。
特に野志駅は斜めであることがよくわかります、飯沼駅は待合室の土台をみていただくときっとわかるでしょう。
この二つの駅の開業当初は日本で一番目と二番目に勾配のキツイ所にある駅としてマニアの間では有名でした。
ところが、京都と滋賀の間を走る京阪電鉄京津線の大谷駅が30‰のところにあったのが、1996年(平成8)にびわこ浜大津駅よりに71m移設されて40‰となって日本一勾配のキツイ駅となりました。
飯沼駅が日本で二番目、野志駅が日本で三番目になったわけですね。


急な坂の所にある駅ということしか特徴はないですが、とても長閑な駅でございます(●´ω`●)
※ちなみに今回の写真はWordで作成してみました(*・ω・)ノ

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