錦糸町マルイ教室
柳 秀三 さん
0844 リストの効果
2019年05月22日 11:21
十数年前、茨城県石岡市のつつじが丘に行ったときの事である。
つつじが満開に咲いた小山を登っていくと頂上にテーブルを出して観光客相手に何かを配っている。
そして、本当に何だか忘れたが、「名前・住所・電話番号書いていただければ、お得な何かが受けられますよ」とのたまう。
若い健康的な男女が親しげに話しかけるので、一緒に行った伯母がノコノコ寄っていき、ニコニコ顔で話をし、書こうとする。
俺は伯母の手を引き、言った。
「おばちゃん、アレ、おかしいと思わないの? アレ書くと、明日からいろんな郵便物が届くようになっちゃうよ」
と、飽くまでも軽ーく脅して書くのをやめさせた。
若い健康的な男女である彼らが大層な犯罪にかかわっているとは思えない、ただ単に営業であろう。
しかし、彼らに吸い寄せられて書かされた「住所・氏名・電話番号」のリストは、数を増し、当初の目的に利用された後、やがて闇に売られる。
そのリストが闇で何に使われるか言うまでもないであろう。
電話での詐欺、あるいは強引な売り込み等に姿を変えてやってくる。
その詐欺や売り込みをする人間たちは趣味でやっているわけではないので、効率よく仕事を済ませたいのである。
でたらめな電話番号をプッシュするより、実在する電話番号をプッシュしたいのだ。
100件200件プッシュして、1件引っかかればめっけもんぐらいなものであろう。
そのための「リスト」の売買である。
俺はこの間、いきつけのガソリンスタンドで洗車を待つ間、「今までお使いの現金カードがポンタカードに変わりました。ついては住所・氏名・電話番号をこの用紙にお書きください」と言われたので、要らないと断った。
書かずとも現金カードはポンタカードになったが、ポイントは付かないらしい。
そんなもんは鼻から要らない、ポイントが欲しくて買物するわけじゃない。
そのガソリンスタンドが怪しいとかではない。
簡単に個人情報を自分以外の公ににさらすのが、愚の骨頂なのだ。
しかも、「リスト」の効果(詐欺・売り込み等)は時間を置いてやってくる。
いつ書いた「住所・氏名・電話番号」が原因で、その被害に遭っているかも特定できない。
柳 秀三
つつじが満開に咲いた小山を登っていくと頂上にテーブルを出して観光客相手に何かを配っている。
そして、本当に何だか忘れたが、「名前・住所・電話番号書いていただければ、お得な何かが受けられますよ」とのたまう。
若い健康的な男女が親しげに話しかけるので、一緒に行った伯母がノコノコ寄っていき、ニコニコ顔で話をし、書こうとする。
俺は伯母の手を引き、言った。
「おばちゃん、アレ、おかしいと思わないの? アレ書くと、明日からいろんな郵便物が届くようになっちゃうよ」
と、飽くまでも軽ーく脅して書くのをやめさせた。
若い健康的な男女である彼らが大層な犯罪にかかわっているとは思えない、ただ単に営業であろう。
しかし、彼らに吸い寄せられて書かされた「住所・氏名・電話番号」のリストは、数を増し、当初の目的に利用された後、やがて闇に売られる。
そのリストが闇で何に使われるか言うまでもないであろう。
電話での詐欺、あるいは強引な売り込み等に姿を変えてやってくる。
その詐欺や売り込みをする人間たちは趣味でやっているわけではないので、効率よく仕事を済ませたいのである。
でたらめな電話番号をプッシュするより、実在する電話番号をプッシュしたいのだ。
100件200件プッシュして、1件引っかかればめっけもんぐらいなものであろう。
そのための「リスト」の売買である。
俺はこの間、いきつけのガソリンスタンドで洗車を待つ間、「今までお使いの現金カードがポンタカードに変わりました。ついては住所・氏名・電話番号をこの用紙にお書きください」と言われたので、要らないと断った。
書かずとも現金カードはポンタカードになったが、ポイントは付かないらしい。
そんなもんは鼻から要らない、ポイントが欲しくて買物するわけじゃない。
そのガソリンスタンドが怪しいとかではない。
簡単に個人情報を自分以外の公ににさらすのが、愚の骨頂なのだ。
しかも、「リスト」の効果(詐欺・売り込み等)は時間を置いてやってくる。
いつ書いた「住所・氏名・電話番号」が原因で、その被害に遭っているかも特定できない。
柳 秀三
コメントがありません。
コメント
0 件