錦糸町マルイ教室
柳 秀三 さん
0624 俺のおばちゃん②
2019年02月01日 22:00
老人ホームに入居している90歳の伯母が、クリニックに入院した。
しかし、昨日、俺は伯母をクリニックから退院させようと考えていた。
「0622 俺のおばちゃん①」参照
退院を許可されたは良いが、伯母の状態により、もしかしたら戻るのを拒否されるということもあるんじゃないかと考えたので、昨日、老人ホームに電話をし、今日、クリニックに行く前に寄った。そして、ホーム長・スタッフさんと話をした。
電話でも言われていたのだが、退院するのであれば、ホームは安心して帰ってきていただけます、同じグループの他の老人ホームで、24時間医療体制の整った所もあるので、場合によってはそちらに移ることもできますという。
いま、点滴だけで食事ができない状態ならば、胃ろうという方法もあり、入院しているクリニックではその処置はたぶんできないでしょうが、クリニックの依頼で他の医療機関で処置してもらい、その処置が完了すれば、その後は食事とみなされ、ホームでも扱えますということらしい。
それならば、クリニックに退院させてもらいたいと言える。俺はホームを出た。
クリニックに変化があった。
伯母の病室が替わり、隣のベッドが叫ぶ男性じゃなくなっていた。
伯母は静かに眠り、開いた口から覗く歯がキレイになっていた。
ナースコールも接続されて、職員の数も先日より多かった。
院長は、検査の結果、悪いところが無く、食事しないのが一番悪いという。
看護師さんに話を訊くと、毎回ではないが食事時間に、ジェルの食事を食べさせようとすると、拒否するし、口に含んでも吐き出してしまうとのこと。
院長も看護師ももう少し様子を見ましょうと言う。
伯母が目を覚ましたので、食事のことを訊いてみると、食べたくないと言うので、「先生が、おばちゃんはどこも悪くないけど、食べないからいけないと言っているよ、ダメだよ食べなきゃ、無理やり食べろとは言わないけれど、食べないとホームに戻れないよ」と諭した。
クリニックに対する悪い印象が少し和らいでいた。
昨日の俺はちょっとヒステリックだったかもしれない。
今日明日の退院は考えないことにした。
でも、食事はできなさそうだなと思う。
伯母の体が生きることを欲していないのだ。
柳 秀三
しかし、昨日、俺は伯母をクリニックから退院させようと考えていた。
「0622 俺のおばちゃん①」参照
退院を許可されたは良いが、伯母の状態により、もしかしたら戻るのを拒否されるということもあるんじゃないかと考えたので、昨日、老人ホームに電話をし、今日、クリニックに行く前に寄った。そして、ホーム長・スタッフさんと話をした。
電話でも言われていたのだが、退院するのであれば、ホームは安心して帰ってきていただけます、同じグループの他の老人ホームで、24時間医療体制の整った所もあるので、場合によってはそちらに移ることもできますという。
いま、点滴だけで食事ができない状態ならば、胃ろうという方法もあり、入院しているクリニックではその処置はたぶんできないでしょうが、クリニックの依頼で他の医療機関で処置してもらい、その処置が完了すれば、その後は食事とみなされ、ホームでも扱えますということらしい。
それならば、クリニックに退院させてもらいたいと言える。俺はホームを出た。
クリニックに変化があった。
伯母の病室が替わり、隣のベッドが叫ぶ男性じゃなくなっていた。
伯母は静かに眠り、開いた口から覗く歯がキレイになっていた。
ナースコールも接続されて、職員の数も先日より多かった。
院長は、検査の結果、悪いところが無く、食事しないのが一番悪いという。
看護師さんに話を訊くと、毎回ではないが食事時間に、ジェルの食事を食べさせようとすると、拒否するし、口に含んでも吐き出してしまうとのこと。
院長も看護師ももう少し様子を見ましょうと言う。
伯母が目を覚ましたので、食事のことを訊いてみると、食べたくないと言うので、「先生が、おばちゃんはどこも悪くないけど、食べないからいけないと言っているよ、ダメだよ食べなきゃ、無理やり食べろとは言わないけれど、食べないとホームに戻れないよ」と諭した。
クリニックに対する悪い印象が少し和らいでいた。
昨日の俺はちょっとヒステリックだったかもしれない。
今日明日の退院は考えないことにした。
でも、食事はできなさそうだなと思う。
伯母の体が生きることを欲していないのだ。
柳 秀三
ハムサンドさん
なにをどうしたらいいのか、判断の基準は何なのか、わからないですけど、悔いの残らないようにしたいです。
柳 秀三
なにをどうしたらいいのか、判断の基準は何なのか、わからないですけど、悔いの残らないようにしたいです。
柳 秀三
すみれさん
どうなんですかね、そう思ってしまっていいのかなって思います。
伯母のことで決断を下すのは自分になるので、ずっと、伯母を見てきて、もう楽にさせてあげるべきなんです。
この先、もしものときに、延命措置をするかしないか、いまなら本人に訊くこともできるんですが、どんなふうに話したら良いんだか、そんなこと考えることも不遜のような気もするし。
でも、俺の役目です。
ありがとうございます。
柳 秀三
どうなんですかね、そう思ってしまっていいのかなって思います。
伯母のことで決断を下すのは自分になるので、ずっと、伯母を見てきて、もう楽にさせてあげるべきなんです。
この先、もしものときに、延命措置をするかしないか、いまなら本人に訊くこともできるんですが、どんなふうに話したら良いんだか、そんなこと考えることも不遜のような気もするし。
でも、俺の役目です。
ありがとうございます。
柳 秀三
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