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カキっ放し!!

 錦糸町マルイ教室  柳 秀三 さん

0348 ご近所おばさん

 2018年09月13日 17:42
ご近所のおばさん、俺を見ると話しかけてくる。俺もこのおばさんは嫌いじゃないので、姿を見れば積極的に挨拶する。まあ、俺は誰にでも挨拶するし、好き嫌いを露にするようなことはしない。だが、このおばさん、少々しつこい。

「こんにちは」

「あら、こんにちは」

そのぐらいか、天気の話ぐらいでで良いと思うのに、すれ違ってからも、俺の背中に、追いかけながらなおも話しかけてくる。そして、俺は「難聴」である。耳が遠いのとは違い「聞こえ」が悪い。一対一で面と向かっての会話はまだいいが、背中に話しかけられたりすると、聞こえていても、何を言ってるのかサッパリわからない。まったく辛い。

おばさん、今日は向こうを向いて立っていたので、背中に「こんにちは」と挨拶した。振り返るおばさんに、すれ違いざまに一方的にまくしたててやった。

「なんか、空暗いですよね、明日は雨ですよ、もしかしたらもう降るのかも知れないですね」

機先を制すれば口撃を封じれると思ったのだ。ところがおばさん、後ろからやっぱり何か言ってくる。無視はできないので、振り返りながら適当に返事した。

「あー、いまコンビニに買い物です」

おばさんは、両手の平をお腹に当てたあと、膨らんだようなゼスチャーをする。「お前、太ったな」なのである。ただただご近所なだけのくせに、まったく失礼千万だが、ちょっと憎めない。でも、この「太ったな」はこれで二度目である。少々「ムカッ!」なので、知らん顔で言ってやった。

「あー、うん、痩せました、痩せました、ひひひ・・・」

後ろ手を振って離れた。適当にあしらうのは楽しいのである。

柳 秀三
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