錦糸町マルイ教室
柳 秀三 さん
0320 曖昧さを愛でる
2018年08月29日 22:57
「うしろの百太郎」なんていう漫画を読んでいたころは、幽霊はいるって思っていたし、人は亡くなったら霊魂になるんだと思っていた。
いまは人は死んだら、無。
人だけでなく、生き物が死んだら、無。
そう思う。
霊魂があったら大変なことだと思う。
あと、地球外生命体も無いと思う。
地球以外のほかの天体に、生命が無いということではなく、人類と同等の文明を持つ生命体に、人類はこの先、出会えないであろう。
宇宙で人類はひとりぽっち。
そのほうがロマンがある。
どんな叫びも、聞くことをできるのは人類だけなのだ。
それでも、見上げた満天の星空には畏怖を感じる。
人類が届かないからこその神々しさを感じる。
人が、生まれ、育ち、老い、死んでゆく、その先が無いことを知っているからこその、生への執着。
生きたいと願うエネルギーが人を高める。
まさにそれが、一度きりの人生。
松岡圭祐という作家が、その著作「人造人間キカイダー The Novel」の中で、キカイダーの敵のロボットがキカイダーと戦うことをこんな風に表現していた。
ロボットは自分が起動したときのことを覚えている。
そして、破壊され停止するときは全くの無になることも知っている。
そこに曖昧さはない。
故に、停止を恐れる。
人間でいうところの死を恐れる。
人間の場合、そこらへんが曖昧である。
曖昧だからこそ、宗教の入る余地が生まれる。
魂が救われる、来世がある、そんな「夢」を持てる。
ロボットにはそんな慰めは無い。
なればこそ、死を恐れ、破壊されまいとキカイダーと戦う。
人間も実はそうなのだ。
人は死ねば無になる。
そのことを我々は知っているのだ。
でもそれは怖いことだ。
だから、霊魂は必要だし、来世があって欲しい。
しかもそこは、曖昧な方が良い。
文明を持つ地球外生命体も霊魂も、俺が生きている間は発見されないだろう。
ならば、俺にとって無いことと同じ。
もしも、発見されたら・・・
それはそれで、めでたい。
曖昧さがさらにひろがり、夢が膨らむ。
柳 秀三
いまは人は死んだら、無。
人だけでなく、生き物が死んだら、無。
そう思う。
霊魂があったら大変なことだと思う。
あと、地球外生命体も無いと思う。
地球以外のほかの天体に、生命が無いということではなく、人類と同等の文明を持つ生命体に、人類はこの先、出会えないであろう。
宇宙で人類はひとりぽっち。
そのほうがロマンがある。
どんな叫びも、聞くことをできるのは人類だけなのだ。
それでも、見上げた満天の星空には畏怖を感じる。
人類が届かないからこその神々しさを感じる。
人が、生まれ、育ち、老い、死んでゆく、その先が無いことを知っているからこその、生への執着。
生きたいと願うエネルギーが人を高める。
まさにそれが、一度きりの人生。
松岡圭祐という作家が、その著作「人造人間キカイダー The Novel」の中で、キカイダーの敵のロボットがキカイダーと戦うことをこんな風に表現していた。
ロボットは自分が起動したときのことを覚えている。
そして、破壊され停止するときは全くの無になることも知っている。
そこに曖昧さはない。
故に、停止を恐れる。
人間でいうところの死を恐れる。
人間の場合、そこらへんが曖昧である。
曖昧だからこそ、宗教の入る余地が生まれる。
魂が救われる、来世がある、そんな「夢」を持てる。
ロボットにはそんな慰めは無い。
なればこそ、死を恐れ、破壊されまいとキカイダーと戦う。
人間も実はそうなのだ。
人は死ねば無になる。
そのことを我々は知っているのだ。
でもそれは怖いことだ。
だから、霊魂は必要だし、来世があって欲しい。
しかもそこは、曖昧な方が良い。
文明を持つ地球外生命体も霊魂も、俺が生きている間は発見されないだろう。
ならば、俺にとって無いことと同じ。
もしも、発見されたら・・・
それはそれで、めでたい。
曖昧さがさらにひろがり、夢が膨らむ。
柳 秀三
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