錦糸町マルイ教室
柳 秀三 さん
0095 下駄とタバコとカーキ色
2018年05月09日 07:20
カキっ放し!! 94
子どものころから緑色が好きだった。
いまは、カーキ色、国防色、ダークグリーン、モスグリーン、オリーブグリーンといった色が好きである。
お店で服やバッグなどを探すときもそんな色のものにすいよせられる。
小学校五年か六年のころ。
テレビで『俺たちの旅』というドラマに夢中になっていた。
主人公カースケを演じる中村雅俊にあこがれた。
カースケはカーキ色を着ていた。
そして、下駄をはいていた。
だから、下駄は十代の頃、よくはいていた。
電車も下駄で乗った。
もちろん、中村雅俊のせいである。
原付免許の試験で、試験場に下駄で行った。
親が下駄は止めろというのに「原付は実技無しのペーパーテストだけだから良いんだよ、あとは人の自由だろ」と下駄を強行した。
すると・・・
試験官「これはなんだ」
俺 「下駄です」
試験官「お前は下駄で原付に乗るのか?」
俺 「いえ」
試験官「下駄をはいたやつに試験は受けさせられない、帰れ!」
やっぱり、中村雅俊のせいである。
翌週、スニーカーで試験に臨んだ。
試験官「なんだこれは!」
他 人「タバコっす」
試験官「お前、未成年だろ、警察なめてんのか!」
他 人「・・・」
試験官「ちょっとこっちへ来い」
そいつは別室に連れていかれた。
俺は慌ててタバコと100円ライターをゴミ箱に捨てた。
子どものころ、茶色も好きだった。
いまはキャメル、ブラウン、ダークブラウン、といった色が好きである。
原因はわかっている、ドラマ『レインボーマン』のせいである。
『レインボーマン』はときに応じて自身が月・火・水・木・金・土・日、七種類の化身に変身して悪いやつらをやっつける。
そのなかで一番好きだったのが『土の化身・レインボーダッシュ6』だった。
『レインボーダッシュ6』は頭部の覆面も含め全身が土色・茶色の迷彩柄タイツというシンプルないでたちであった。
他の化身と比べて、自己主張の少ない『レインボーダッシュ6』が好きだった。
だが、『レインボーマン』に中村雅俊は出ていない。
柳 秀三
子どものころから緑色が好きだった。
いまは、カーキ色、国防色、ダークグリーン、モスグリーン、オリーブグリーンといった色が好きである。
お店で服やバッグなどを探すときもそんな色のものにすいよせられる。
小学校五年か六年のころ。
テレビで『俺たちの旅』というドラマに夢中になっていた。
主人公カースケを演じる中村雅俊にあこがれた。
カースケはカーキ色を着ていた。
そして、下駄をはいていた。
だから、下駄は十代の頃、よくはいていた。
電車も下駄で乗った。
もちろん、中村雅俊のせいである。
原付免許の試験で、試験場に下駄で行った。
親が下駄は止めろというのに「原付は実技無しのペーパーテストだけだから良いんだよ、あとは人の自由だろ」と下駄を強行した。
すると・・・
試験官「これはなんだ」
俺 「下駄です」
試験官「お前は下駄で原付に乗るのか?」
俺 「いえ」
試験官「下駄をはいたやつに試験は受けさせられない、帰れ!」
やっぱり、中村雅俊のせいである。
翌週、スニーカーで試験に臨んだ。
試験官「なんだこれは!」
他 人「タバコっす」
試験官「お前、未成年だろ、警察なめてんのか!」
他 人「・・・」
試験官「ちょっとこっちへ来い」
そいつは別室に連れていかれた。
俺は慌ててタバコと100円ライターをゴミ箱に捨てた。
子どものころ、茶色も好きだった。
いまはキャメル、ブラウン、ダークブラウン、といった色が好きである。
原因はわかっている、ドラマ『レインボーマン』のせいである。
『レインボーマン』はときに応じて自身が月・火・水・木・金・土・日、七種類の化身に変身して悪いやつらをやっつける。
そのなかで一番好きだったのが『土の化身・レインボーダッシュ6』だった。
『レインボーダッシュ6』は頭部の覆面も含め全身が土色・茶色の迷彩柄タイツというシンプルないでたちであった。
他の化身と比べて、自己主張の少ない『レインボーダッシュ6』が好きだった。
だが、『レインボーマン』に中村雅俊は出ていない。
柳 秀三
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