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 イトーヨーカドー松戸教室  ツッティー さん

映画ファン必見!②「ドリーム」

 2019年02月24日 09:33
【 ※ この文章は2年前に書いたものを修正したものです 】

 また一つ傑作が生まれました。この間見た
「ドリーム」(2016年、米)です。

 1960年代初頭にNASAの宇宙開発に関わった
黒人女性らの奮闘を描いてますが、
これがまた本当に素晴らしい!!!

 2017年のベストの作品です。

 黒人&女性差別という社会的なテーマを扱いつつ、
決死の宇宙飛行のドキドキに加え、
スポ根的な作風で、爽やかな感動を与えてくれます。

 笑いあり涙ありロマンス有りの絶妙なバランス!

 料理に例えるなら、「アポロ13」のような宇宙開発モノを素材として、

 「42~世界を変えた男~」や「インビクタス/負けざる者たち」のような逆境克服モノ(スポ根)を調味料に加え、

 「フラガール」や「プリティ・リーグ」的な女の友情モノをブレンドし、

 「大統領の執事の涙」や「グローリー/明日への行進」のような黒人差別告発モノをスパイスとして入れ、

 「プロジェクトX」という容器に盛ったという感じでしょうか。

 黒人差別を取り上げつつも、そこには深入りせず、
友情と勇気によって困難を乗り越えるという
ハリウッドの王道パターンで描き切った所が
成功の要因かもしれません。

 そういう良い意味でハリウッド映画的(しかもオーソドックスな)
エッセンスが生かされた傑作です。

 ただ、気になる点が全くないかというとそうではなく・・・
 能力があれば肌の色や性別なんて、関係ない!差別制度なんて乗り越えてやる!というメッセージも素晴らしいんですが、

 逆に突出した知力も能力もない観客(私も含めて)からすると、
 やっぱり飛びぬけたモノがないとダメか~、と少し距離を覚えたのも事実です。
 
 それでも、近年稀にみる力作・傑作である事には違いありません。

 時間がある時にでも是非、見て下さい!
決して後悔しないと思います。

 きっと5年後10年後、いや、ひょっとしたら20~30年後にも語り継がれる傑作、それが「ドリーム」です。
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